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【獣医学部 推薦入試】面接・小論文の頻出テーマを完全整理

    ゴウカライズ編集部
    22 June, 2026

    この記事では、獣医学部の推薦・総合型選抜を受験する高校生と保護者に向けて、面接・小論文で頻出するテーマの全体像を整理します。

    出願が近づいてから「何を話せばいいのか」と考え始めると、言葉がどうしても薄くなります。面接や小論文でどんなテーマが問われるのかを先に把握しておくだけで、準備の方向は変わります。

    獣医学部の面接・小論文は、動物への好意を伝える場ではありません。「なぜ獣医師でなければならないのか」「動物と社会の間にある問題をどう考えるか」というところまで踏み込んで問われます。

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    志望理由と将来像——ほぼすべての大学で問われる

    面接でほぼ必ず出るのが、「なぜ獣医師か」「なぜこの大学か」という問いです。推薦・総合型選抜では特に、ここが面接の中心になります。

    代表的な問いの例は次のとおりです。

    • 獣医師を目指したきっかけ・理由
    • 医師・薬学部・農学部ではなく獣医学部を選ぶ理由
    • 動物が好きという気持ちと、獣医師という職業をどう区別して考えているか
    • 将来はどのような獣医師になりたいか
    • 小動物臨床・産業動物・公衆衛生・研究職のうち、どの分野に関心があるか
    • 6年間で特に伸ばしたい力は何か
    • 推薦・総合型選抜で入学する学生として、どのように大学に貢献できるか

    「動物が好きだから」では答えとして成立しません。医師や農学者ではなく 獣医師 である理由が、自分の言葉で説明できるかどうかが見られています。

    将来像も、漠然と「いい獣医師になりたい」ではなく、分野・役割・社会的な意義まで整理されているかが問われます。志望理由と将来像は、面接準備の中で最も先に取り組む必要があります。

    志望理由の作り方と面接での伝え方については、別の記事で詳しく取り上げます。(※記事準備中)


    そして、以下のような時事テーマも知っておくとよいでしょう。

    ※時事テーマのみをまとめた記事は以下をご覧ください

    https://note.com/goukalize/n/n82101756a01e

    感染症・公衆衛生・動物福祉——知識と判断の両方が必要

    学部特有の専門テーマとして、感染症・公衆衛生と動物福祉が頻出します。知識を問うだけでなく、「その問題にどういう考えを持っているか」まで求められます。

    感染症・公衆衛生では、このような問いが出ています。

    • 鳥インフルエンザの流行時に大量殺処分が行われることへの考え
    • 豚熱・豚コレラのワクチン接種と、感染症発生時における獣医師の役割
    • 人獣共通感染症について知っていること
    • 感染症対策において、個人の自由と社会全体の安全が衝突するときの考え
    • 公衆衛生・防疫についての考え

    動物福祉では、次のようなテーマが取り上げられています。

    • 動物実験の3R(Replacement・Reduction・Refinement)
    • 安楽死・終末医療への考え方
    • 捕獲した犬の殺処分への考え
    • 野生動物を動物園で展示することへの考え
    • 動物愛護と動物福祉の違い

    小論文でも同様のテーマが出ます。動物保護に関する法律、動物園の必要性、動物実験の倫理などが実際に出題されています。

    「殺処分はかわいそう」で止まらず、防疫の意義や農家・行政との協働まで考えられるかが評価されます。感情と判断の両方が問われているテーマです。

    感染症・動物福祉については、それぞれ詳細記事で取り上げていきます。(※記事準備中)

    産業動物・野生動物・食の安全——「社会と動物」をつなぐ視点

    小動物臨床以外にも、獣医師が社会で果たす役割への理解を問う問いが増えています。特に推薦・総合型選抜では「なぜ産業動物や行政に関心があるか」を聞かれることもあります。

    このカテゴリで出てくるテーマには次のようなものがあります。

    • 産業動物獣医師(牛・豚・鶏を診る獣医師)が不足している現状への考え
    • 食肉処理と食の安全の確保において獣医師が担う役割
    • アニマルウェルフェア(動物福祉)と畜産の両立についての考え
    • クマの出没増加・有害鳥獣対策と野生動物管理
    • 外来種(アライグマ・ヌートリアなど)の拡散と防除における獣医師の役割
    • 希少種の保護と野生動物の個体数管理をどうバランスさせるか

    産業動物は「動物が好き」だけでは志望理由として成立しにくい分野です。食料生産・公衆衛生・地域農業への貢献という観点から自分の関わり方を語れるかが見られます。

    産業動物・野生動物のテーマについては、別の記事で詳しく取り上げていきます。(※記事準備中)

    時事・ニュース・AI——「いま」への関心を見る

    「最近興味を持った動物関係のニュースは何か」「そのニュースに獣医師はどう関われるか」という問いが面接で出ることがあります。

    問われているのは最新情報への精通度ではありません。問題の背景を自分なりに整理し、獣医師としての関わり方を考える姿勢が見られています。

    このカテゴリで出てくるテーマには次のようなものがあります。

    • 動物・獣医療・生命科学に関する最近のニュース
    • そのニュースに獣医師がどう関われるか
    • AIと獣医療(画像診断や遠隔診療が広がったとき、獣医師に残る役割)
    • 人間にしかできない獣医療とは何か
    • One Health(人・動物・環境の健康を一体として考える概念)の理解
    • 気候変動が動物・感染症・畜産に与える影響
    • 薬剤耐性(AMR)と抗菌薬の適正使用

    AIと獣医療についての問いは小論文でも出題されています。「AIが進歩しても獣医師に残る役割は何か」という問いに対して、自分の考えを言葉にできるかどうかが問われます。

    ニュース関連のテーマは、今後テーマ別に記事として整理していく予定です。(※記事準備中)

    人物・高校生活——自己PRとして整理する

    面接の中で、受験生自身の人物像を見るパートがあります。志望理由ほど対策が難しいわけではありませんが、準備なしでは言葉が出にくい場面です。

    よく出る問いはこのようなものです。

    • 高校生活で頑張ったこと(勉強以外も含む)
    • 部活動について・部活で大変だったこと・得たもの
    • 挫折経験と、それをどう乗り越えたか
    • 自分の強みと弱み
    • 周囲からどのような人だと言われるか
    • 意見が合わない相手とどう話し合ったか
    • 最近読んだ本・ニュースから考えたこと
    • 動物と関わった経験から学んだこと

    「最近もっとも驚いたこと」「おすすめの本」のように、正解のない問いも出ることがあります。考えておかないと、当日言葉に詰まりやすい問いです。

    これらは準備の量より、話の筋道が自然かどうかが見られます。特に、動物への関心と専門職としての判断をどう両立するかという観点は、志望理由とも直結します。


    面接・小論文で問われるテーマは、大きく次の5つに整理できます。

    • 志望理由・将来像(ほぼすべての推薦入試で問われる)
    • 感染症・公衆衛生・動物福祉(知識と判断の両方が必要)
    • 産業動物・野生動物・食の安全(社会と動物をつなぐ視点)
    • 時事・ニュース・AI(関心の方向性と思考力を見る)
    • 人物・高校生活(自己PRとして整理する)

    最初に取り組むのは、志望理由の軸を固めることです。感染症への答えも、時事問題への考えも、「なぜ獣医師か」がはっきりしていれば自然につながってきます。逆に、そこが曖昧なままニュースの知識だけ増やしても、面接では言葉が浮きます。

    各テーマの詳細は、順次別の記事として公開していきます。面接の受け答え方、小論文の書き方、ニュース別の解説など、リンクを順次追加していく予定です。(※随時更新)

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