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【帝京大 医学部】社会テーマ質問(監視社会・ハラスメント・競争)の答え方
こんにちは!オンライン学習塾 ゴウカライズです!
帝京大学医学部の面接では、「監視社会について」「いじめ・パワハラについて」「競争することのメリット・デメリット」といった社会的なテーマについての質問が実際に出題されています。
これらの質問は、単なる賛否を問うのではなく、受験生の価値観や思考の深さを見るためのものです。さらに、「自分の信念」「生活の中で何を大切にしているか」といった価値観系の質問とも連動しており、一貫した考え方を持っているかが問われます。
帝京大学で出た社会テーマ質問を整理し、それぞれの論点と回答戦略を徹底的に解説します。社会問題を医療倫理と結びつけて考える視点を身につけ、説得力のある回答を準備しましょう!
ゴウカライズでは面接対策の記事を他にも書いています。こちらからご覧ください!
https://note.com/goukalize/n/n4842ff92cda9
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帝京大学 医学部 面接総論記事はこちらから
https://note.com/goukalize/n/ndf409cf55460
以上の記事では、帝京大学医学部の面接対策の全体像を解説しています。
この記事以外の、詳細解説記事へのリンクもまとめてありますので帝京大学医学部志望の方はご一読ください。
社会テーマ質問の出題意図
まず、なぜ面接で社会的なテーマが問われるのかを理解しましょう。

医学部が社会問題を問う理由
医師は単に病気を治すだけの職業ではありません。医療政策、医療倫理、社会的弱者への配慮など、社会全体と深く関わる職業です。そのため、医学部の面接では、受験生が社会問題をどう捉え、どのような価値観を持っているかを確認します。
「賛否」ではなく「価値観」を問う
帝京大学の社会テーマ質問は、「賛成か反対か」という単純な二択ではなく、なぜそう考えるのか、その背後にある価値観は何かを問うています。たとえば、「監視社会について」と聞かれたとき、「賛成です」「反対です」だけで終わらせるのではなく、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で、自分の価値観を示すことが求められます。
医療倫理との結びつけ
社会テーマの質問は、医療倫理とも深く関わっています。たとえば、「監視社会」はプライバシーの問題であり、医療現場での守秘義務と通じます。「いじめ・パワハラ」は組織内のコミュニケーションの問題であり、チーム医療と通じます。このように、社会問題を医療現場と結びつけて考える視点が重要です。
帝京大学で出た社会テーマ質問の整理
帝京大学で実際に出題された社会テーマ質問を、カテゴリ別に整理します。
テーマ①:監視社会について
監視社会とは、監視カメラやインターネット上のログ収集・行動追跡などによって、人々の行動データが広く収集・分析され得る社会を指します。セキュリティ向上と引き換えに、プライバシーが失われる可能性があります。
論点:
- セキュリティとプライバシーのバランス
- 個人の自由と社会の安全
- 医療現場での情報管理との関連
テーマ②:いじめ・パワハラについて
いじめやパワーハラスメントは、権力関係の中で弱い立場の人が精神的・身体的に傷つけられる問題です。学校や職場など、あらゆる組織で発生する可能性があります。

論点:
- 権力関係と責任
- 組織内のコミュニケーションの重要性
- 医療現場でのチーム医療との関連
いじめとパワーハラスメントはいずれも深刻な人権・健康問題ですが、成り立ちが少し異なります。たとえば職場のパワーハラスメントは「優越的な関係」を背景とした言動が中核です(厚労省:https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/definition/about )。
一方、いじめは「一定の人的関係にある他の児童等」からの行為で、本人が心身の苦痛を感じている状態を指します(文科省:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1337278.htm
テーマ③:競争することのメリット・デメリット
競争は、個人や組織の成長を促す一方で、過度な競争は協力関係を損なう可能性があります。
論点:
- 個人の成長と協力のバランス
- 医療現場での競争と協力
- 競争原理と医療倫理
テーマ④:医療倫理について
医療倫理は、医療行為における倫理的な判断を指します。患者の自律性、医師の責任、社会的公正など、多様な論点があります。
論点:
- 医療倫理の4原則(自律尊重、善行、無危害、正義)
- インフォームド・コンセント
- 限られた医療資源の配分
価値観系の質問
社会テーマと連動して、以下のような価値観系の質問も出ています。
- 自分の信念
- 自分で直さなければいけないと思うこと
- 生活の中で何を大切にしているか
これらの質問は、社会テーマへの回答と一貫性を持たせることが重要です。
テーマ別の回答戦略
それぞれのテーマについて、回答する際の戦略を解説します。

テーマ①:監視社会についての回答戦略
回答の構成:
- 監視社会のメリットを述べる
- 監視社会のデメリットを述べる
- バランスをどう取るべきか、自分の考えを示す
- 医療現場での情報管理と結びつける
回答例:
監視社会には、犯罪抑止や迅速な事件解決といったメリットがあります。監視カメラの映像が犯人逮捕につながる例は多く、社会の安全を守る上で一定の効果があると考えます。
一方で、プライバシーの侵害という重大なデメリットもあります。常に監視されている状態では、個人の自由が制限され、息苦しさを感じる人もいるでしょう。また、監視データが悪用される可能性もあります。
私は、監視社会の技術を完全に否定するのではなく、その運用に厳格なルールを設けることが重要だと考えます。たとえば、監視カメラの設置場所や映像の保存期間を法律で明確に定め、個人のプライバシーを守る仕組みが必要です。
医療現場でも、患者さんの個人情報を守ることは極めて重要です。電子カルテの導入で情報管理が効率化される一方、情報漏洩のリスクもあります。監視社会の議論と同様に、セキュリティとプライバシーのバランスを常に考える必要があると感じます。
回答のポイント:
- メリットとデメリットの両方を理解している
- 自分の立場を明確に示している
- 医療現場との結びつけができている
テーマ②:いじめ・パワハラについての回答戦略
回答の構成:
- いじめ・パワハラの問題性を明確にする
- なぜ発生するのかを考える
- どう対策すべきかを提案する
- 医療現場でのチーム医療と結びつける
回答例:
いじめやパワーハラスメントは、決して許されるべきではない行為だと考えます。被害者は精神的に深く傷つき、場合によっては命に関わる問題にもつながります。
これらが発生する背景には、権力関係の不均衡や組織内のコミュニケーション不足があると思います。上の立場にいる人が、自分の権力を自覚せずに言動を取ることで、下の立場の人が傷つくことがあります。
対策としては、まず組織全体でハラスメントは許されないという意識を共有することが重要です。また、被害者が相談しやすい環境を作ることも必要です。第三者の相談窓口を設けるなど、声を上げやすい仕組みが求められます。
医療現場でも、医師と看護師、あるいは先輩医師と後輩医師の間で、パワーハラスメントが起こり得ます。チーム医療を円滑に進めるためには、互いを尊重し、フラットにコミュニケーションを取ることが大切だと考えます。
回答のポイント:
- いじめ・パワハラを明確に否定する姿勢
- 発生原因を構造的に理解している
- 具体的な対策を提案している
- 医療現場の具体例と結びつけている
テーマ③:競争することのメリット・デメリットの回答戦略
回答の構成:
- 競争のメリットを述べる
- 競争のデメリットを述べる
- 競争と協力のバランスをどう取るか
- 医療現場での応用を示す
回答例:
競争には、個人の能力を引き出し、成長を促すメリットがあります。受験勉強も競争の一つですが、合格という目標に向かって努力することで、知識や思考力を高めることができました。また、競争があることで、サービスや製品の質が向上するという社会的なメリットもあります。
一方で、過度な競争は協力関係を損なうデメリットがあります。全員が競争相手だと考えてしまうと、助け合いや情報共有ができなくなります。また、競争に負けた人が自己肯定感を失ってしまうこともあります。
私は、競争と協力をバランスよく取り入れることが重要だと考えます。個人の成長には適度な競争が必要ですが、それがチーム全体の協力を妨げないようにすべきです。
医療現場では、個々の医師が専門性を高めることは重要ですが、同時にチーム医療として協力することが求められます。競争原理を完全に排除するのではなく、互いに刺激し合いながらも、最終的には患者さんのために協力する姿勢が大切だと思います。
回答のポイント:
- メリットとデメリットをバランスよく述べている
- 自分の経験を具体例として示している
- 競争と協力の両立という視点を持っている
- 医療現場に応用している

テーマ④:医療倫理についての回答戦略
回答の構成:
- 医療倫理の基本原則を示す
- 具体的な論点を取り上げる
- 自分の考えを述べる
- 将来の医師としてどう実践するか
回答例:
医療倫理には、自律尊重、善行、無危害、正義という4つの原則があると理解しています。
特に重要だと感じるのは、自律尊重の原則です。患者さんには、自分の治療方針を自分で決める権利があります。医師は専門知識を持っていますが、それを押し付けるのではなく、患者さんが理解できるように説明し、納得した上で治療を選択してもらうことが大切です。
一方で、患者さんが十分な判断力を持たない場合もあります。たとえば、認知症の患者さんや小さな子どもの場合、誰が代わりに決定するのかという問題があります。こうした難しい状況でも、患者さんの利益を最優先に考え、家族や医療チームと丁寧に話し合うことが必要だと考えます。
- 将来、私が医師になったときには、常に患者さんの自律性を尊重し、十分な説明と対話を大切にしたいと思います。
回答のポイント:
- 医療倫理の基本原則を理解している
- 具体的な論点を示している
- ジレンマに対する考え方を示している
- 将来のビジョンと結びつけている

価値観系質問との一貫性を保つ
社会テーマの質問と、価値観系の質問は、一貫性を持たせることが重要です。
「自分の信念」との結びつけ
たとえば、監視社会についてプライバシーを重視する回答をした場合、「自分の信念」を聞かれたときにも、「個人の自由や尊厳を大切にすること」を挙げると一貫性が生まれます。
回答例:
私の信念は、個人の自由と尊厳を尊重することです。監視社会の議論でも述べたように、セキュリティのためにプライバシーを犠牲にしすぎるべきではないと考えています。医療現場でも、患者さん一人ひとりの価値観や選択を尊重し、押しつけのない医療を提供したいと思います。
「生活の中で何を大切にして いるか」との結びつけ
競争と協力のバランスを重視する回答をした場合、「生活の中で何を大切にしているか」でも、「個人の成長と周囲との助け合い」を挙げると一貫性が生まれます。
回答例:
私は、自分自身の成長と周囲との助け合いの両方を大切にしています。受験勉強では、ライバルと競い合いながらも、わからない問題を教え合うことで、互いに成長できました。医療現場でも、個々の専門性を高めながら、チームとして協力する姿勢を持ち続けたいと考えています。
「自分で直さなければいけないと思うこと」との結びつけ
いじめ・パワハラについて、コミュニケーションの重要性を述べた場合、「自分で直さなければいけないと思うこと」でも、「相手の立場に立って考える力を高めること」を挙げると一貫性が生まれます。
回答例:
私は、時々自分の考えを先に押し出してしまい、相手の話を十分に聞けないことがあります。いじめやパワハラの問題を考えても、相手の立場に立ってコミュニケーションを取ることの重要性を実感しました。医師になる前に、この点を改善したいと考えています。

よくある失敗例とその対策
社会テーマ質問でよくある失敗例を紹介し、その対策を解説します。
失敗例①:一方的な意見だけを述べる
「監視社会は良くない」と一方的に否定するだけで、メリットを考慮しないケースです。
対策:
どのような社会問題も、メリットとデメリットがあります。両方を理解した上で、自分の立場を示しましょう。
失敗例②:抽象的すぎる
「バランスが大切だと思います」だけで終わってしまい、具体性がないケースです。
対策:
どのようなバランスか、どう実現するかまで具体的に述べましょう。
失敗例③:医療と結びつけられない
社会問題について語るだけで、医療現場との関連を示せないケースです。
対策:
必ず最後に、「医療現場では…」と結びつけ、自分が医師としてどう考えるかを示しましょう。
失敗例④:価値観が一貫していない
監視社会ではプライバシーを重視すると言いながら、他の質問では集団の利益を優先するなど、一貫性がないケースです。
対策:
自分の核となる価値観を明確にし、どの質問でもその軸がぶれないようにしましょう。
回答を準備する手順
社会テーマ質問への回答を準備する手順を解説します。
ステップ1:テーマの論点を整理する
まず、そのテーマにどのような論点があるかを整理します。新聞記事やニュースを参考に、賛否両方の意見を調べましょう。
ステップ2:自分の価値観を明確にする
自分が何を大切にしているかを考えます。プライバシーか、セキュリティか。個人の成長か、協力か。自分の軸を明確にしましょう。
ステップ3:医療現場との結びつけを考える
そのテーマが、医療現場でどう関わってくるかを考えます。守秘義務、チーム医療、医療資源の配分など、具体的に結びつけましょう。
ステップ4:回答を声に出して練習する
頭の中で考えるだけでなく、実際に声に出して練習します。1分程度で要点を伝えられるようにしましょう。
まとめ:社会問題を医療倫理と結びつける
帝京大学の社会テーマ質問は、単なる賛否ではなく、受験生の価値観と思考の深さを見ています。監視社会、ハラスメント、競争といった社会問題を、医療倫理や医療現場と結びつけて考える視点を持ちましょう。
また、社会テーマへの回答と、価値観系の質問への回答を一貫させることで、あなたの考え方に説得力が生まれます。自分の核となる価値観を明確にし、それをどの質問でもぶれずに示すことが大切です。
この記事で紹介した論点と回答戦略を参考に、自分なりの考えを整理してください。社会問題への深い理解は、将来の医師としての成長にもつながります!
なお、帝京大学の面接では、課題作文やMMI様質問への対応も重要です。以下の記事も合わせてご覧ください。
https://note.com/goukalize/n/nd89234825525
https://note.com/goukalize/n/n5285e36922a1
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