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【化学の網羅系最高峰】『化学の新演習』をゴウカライズ化学チームが徹底解説!【医学部・難関大志望者必見】
こんにちは!ゴウカライズ化学チームです。
この動画では、私たちゴウカライズ化学チームが、参考書レビューをお届けします。
今回ご紹介するのは、三省堂の『化学の新演習』 です。 こちらは、難関大学を目指す多くの受験生から支持されている、網羅系問題集の最高峰との呼び声も高い一冊です。
この記事では、
- 『化学の新演習』はどんな参考書か?
- どんな人に合っているのか?
- 使用する上でどんな点に注意すべきか?
といった点をしっかり解説していきます。さらに、この参考書の前後にどのような学習を進めると良いかという「学習ルート」の例もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
(※ただし、ここで紹介する学習ルートはあくまで一例です。一番大切なのは、ご自身に合った進め方を見つけることですので、その点は心に留めておいてくださいね。)
1.『化学の新演習』の大きな特徴
さて、この『化学の新演習』は一体どのような参考書なのでしょうか。
一言で申し上げるなら、「化学の理解を、入試で戦えるレベルへともう一歩深めるための問題集」 と言うことができます。教科書的な理解から一歩踏み込み、知識の「深度」を高めることを目的とした問題集です。
難関大学の入試でよく出題される、典型的な応用問題のテーマを幅広く網羅している点が最大の特徴です。特に、難関私立大学や単科医科大学など、発展的なテーマを好んで出題する大学の入試に非常にフィットしています。
問題を解き進めることで、難関大学入試で問われる知識の「引き出し」を増やしていく、そんなイメージを持っていただくと良いでしょう。
2.『化学の新演習』の優れた点
次に、この参考書の具体的な「良い点」を挙げていきましょう。
① 圧倒的な網羅性
まず、なんといってもその「圧倒的な網羅性」 が挙げられます。 他の問題集では出題頻度の問題でカットされがちな、少し発展的な重要テーマまでしっかりと収録されています。これを一通りやり込めば、「受験生として知っておくべきことで、知らない知識はほとんどない」と言っても過言ではないでしょう。
② 教育的な問題選定
さらに、問題の選び方が非常に教育的です。 例えば、反応速度の分野では、問題を解くことを通じて一次反応と二次反応の違いを体感的に理解できる…というように、問題演習そのものが深い学びに繋がるよう巧みに作られています。
ただ解法をなぞるのではなく、問題演習を通じて化学現象への理解を一段階深められるように、問題が選定されているのです。
3.使用する上での注意点
もちろん、これほどハイレベルな参考書ですから、使用する上でいくつか気を付けるべき点も存在します。
① 解説のスタイル
まず、解説が必ずしも「読みやすい」とは言えない点です。じっくり丁寧に読めば非常に示唆に富む内容が書かれているのですが、パッと見てすぐに理解できるような親切なスタイルではありません。
「なぜこの式を立てるのか?」といった思考の根幹部分は、自分で補って考える必要があります。そのため、ただ解説を読んで解法を暗記する、といった受け身の学習では効果が薄いので注意が必要です。
② 学習の進め方のコツ
学習の進め方にも少しコツが要ります。毎日少しずつ進めるというよりは、週末などまとまった時間を使って、特定の分野を一気に仕上げるような集中的な使い方が、知識の整理につながりやすくオススメです。
③ 難易度表示について
問題に付いている星の数(難易度)は、あまり気にしすぎる必要はありません。あくまで著者の方の感覚なので、星が3つでも意外と解きやすい問題もあったりします。先入観で解くのをやめてしまうのはもったいないでしょう。
(※ちなみに、インターネットなどでよく言われる有効数字の扱いや誤植については、もちろん注意は必要ですが、この本の価値を大きく損なうものではないため、今回はあえて言及しません。)
4.どんな人にオススメか?
ここまでの内容を踏まえて、この『化学の新演習』がどんな人にオススメできるかをまとめました。
【◎ 超オススメ!】
- 化学の基礎的な学習を終え、医学部や旧帝大といった難関大学を目指す方
- 入試で問われる発展的な典型問題を網羅し、「見たことがある」「解ける」問題の引き出しを増やしたい方
【〇 使い方次第でオススメ!】
- 標準レベルの問題は一通り解ける状態で、志望校の頻出分野など、特定の単元を集中的に強化したい方(弱点補強に非常に有効です)
【△ ちょっと待った!な人】
- 『重要問題集』などの標準レベルの問題で、まだ苦戦している方(まずはそちらを完璧にするのが先決です)
- まとまった学習時間を確保できず、スピーディーに学習を進めるのが難しい方
【× この本から始めるのはNG!】
- 化学の学習を始めたばかりの初学者の方(解説のシンプルさから、ほぼ間違いなく挫折してしまいます)
5.学習ルート(前後にやる参考書)
それでは、お待ちかねの学習ルートの例をご紹介します。
■ 『新演習』の前にやると良いもの
初学者の方がいきなりこの本に取り組むのは無謀です。以下のステップをしっかり踏むのが、最もスムーズで効果的です。
- 第1段階(理解): 『大学受験Doシリーズ 鎌田の理論化学の講義』や『橋爪のゼロから劇的にわかる』シリーズのような講義系参考書で、まずは化学現象の根本をしっかり理解します。
- 第2段階(標準演習): その後、『化学の新標準演習』などで、標準的な問題に数多く触れ、解法を定着させます。(※『化学の新標準演習』については別の記事で詳しく解説しています)
■ 『新演習』の後にやること
この一冊を終えたら、いよいよ実践力の養成です。
- 基本: まずは何よりも志望校の過去問演習です。『新演習』で身につけた知識を、実戦でどう使うかを確認していきます。単科医科大学や多くの私立医学部では、この段階で十分合格点に達することも可能です。
- さらに演習を積みたい場合: 『化学標準問題精講』に取り組むのも良いでしょう。『新演習』と同等か、それ以上に手強い問題も含まれています。
- 分野別に補強したい場合: 例えば有機化学であれば、駿台文庫の『有機化学演習』や、良問の宝庫である東北大学の過去問で補強する、という方法もあります。
しかし、化学の学習で最も大切なことをお伝えします。それは、色々な問題集に手を広げるよりも、決めた一冊を「何も見なくても手が勝手に動く」レベルまで、脊髄反射的に解けるようにすることです。これが結果的に一番点数に繋がります。
キャッチフレーズ&まとめ
さて、私たちゴウカライズ化学チームが考えた、この『化学の新演習』を表すキャッチフレーズは…
「知識の『深度』を上げろ!難関大の”引き出し”を増やす、思考の踏み込み台!」
です!
教科書レベルから一歩踏み出し、応用的な知識を自分の武器に変えていく…まさにこの一冊を的確に表しています。これを乗り越えれば、あなたの目に映る化学の景色がきっと変わって見えるはずです。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
- 『化学の新演習』は、難関大学入試で問われるテーマを広く網羅し、化学の理解を一段階上のレベルに引き上げる問題集です。
- 解説はシンプルですが、教育的な良問ぞろいで、主体的に取り組むことで思考力と知識の両方が鍛えられます。
- 基礎を固めた受験生が、難関大特有の発展的な典型問題に慣れ、盤石な実力を築くための、最高のトレーニングパートナーと言えるでしょう。
ただし、相応の学力と、じっくり問題と向き合う覚悟が求められます。ご自身のレベルと目的に合っているか、よく見極めてから手に取ってください。
最後に:『新演習』を乗りこなし、ライバルに差をつけたいあなたへ
今回ご紹介した『化学の新演習』のように、ハイレベルな参考書を自力で完璧に使いこなし、合格力に変えるのは決して簡単な道ではありません。
「解説を読んでも、解答に至るまでの思考プロセスがわからない…」 「自分の志望校対策として、この使い方で本当に合っているのだろうか?」 「『一冊を完璧に』と言われても、どこまでやればいいのか判断できない…」
こうした、より高度な壁にぶつかることもあるでしょう。
そんなトップレベルを目指す受験生の皆さんを、最後の1日まで徹底的にサポートするのが、私たちオンライン家庭教師「ゴウカライズ」 です。
現役の東大生や医学部生といった講師陣が、自らの合格経験に基づき、『新演習』のような難解な参考書をどう乗りこなし、合格点に結びつけたのか、その思考プロセスまで含めて指導します。
最高の参考書を、最高の戦略で使いこなし、ライバルに圧倒的な差をつけたい。 そう考える方は、ぜひ一度、無料学習相談にてあなたの目標や悩みをお聞かせください。
今回のレビューはここまでです。少しでも参考になれば嬉しいです。皆さんの化学学習の一助となることを願っています。

