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【藤田医科MMI対策講座 第4回】友人の財布にあった謎の錠剤…あなたならどうする?~倫理観と誠実さ~

4 November, 2025


医学部受験生の皆さん、こんにちは!ゴウカライズメ-ディカルです。 いよいよ最終回となる藤田医科大学のMMI対策。第4回は、あなたの倫理観誠実さが厳しく問われる課題です。

もし、友人が関わる倫理的なジレンマに直面したとき、あなたは友情と正しさの間で、どのような行動を選択しますか?医師として、そして一人の人間としてのあなたの根幹が試されます。


【オリジナル課題】

『あなたは大学の図書館で勉強をしています。席を立って本を探しに行った際、書棚の足元に財布が一つ落ちているのを見つけました。周囲に他の学生は見当たりません。中身を確認したところ、あなたの大学の学生証と現金3万円、そしてチャック付きの小さな透明な袋に入った白い錠剤が一つ入っていました。』
質問1. このとき、あなたはどうしますか?
質問2. 財布の中の学生証が、あなたの親しい友人のものであることに気づきました。あなたならどうしますか?以前の回答と変わる点があれば、その理由も述べてください。


MMI思考のフレームワークで考える


この課題の核心は、**「個人的な感情や関係性に左右されず、一貫した倫理的行動が取れるか」**です。特に質問2では、あなたの誠実さが試されます。

1. 原則の確認

  • 拾得物の届け出義務: 遺失物法により、拾得者は速やかに落とし主に返還するか、警察や施設管理者に届け出る義務があります。これは法的かつ社会的なルールです。
  • 透明性と正確性: 届け出る際は、中身を正確に伝える責任があります。一部を隠したり、自分の判断で中身を処分したりすることは許されません。
  • 憶測の排除: 白い錠剤が何であるか、現時点では不明です。それが違法な薬物である、あるいは危険なものであると断定してはいけません。あくまで「正体不明の錠剤」として客観的に扱う必要があります。

2. リスクの分析

  • 錠剤を無視するリスク: もしその錠剤が友人の健康に必要な処方薬だった場合、届け出が遅れることで友人が不利益を被る可能性があります。逆に、もし違法なものであった場合、それを見て見ぬふりをすることは、不正を容認することにつながります。
  • 友人に直接問いただすリスク: 友情から直接本人に確認したくなるかもしれませんが、もし錠剤が違法なものであった場合、証拠隠滅に加担したと見なされるリスクや、友情がこじれる可能性があります。公的な手続きを踏むのが最も安全かつ誠実です。


良い回答例・悪い回答例



質問1: このとき、あなたはどうしますか?



悪い回答例 👎


「まず財布を拾って、すぐに近くの交番に届けます。お金も入っているので、それが一番安全だと思います。錠剤については、何かわからなくて不気味なので、触らずにそのままにしておきます。警察の方がうまく対応してくれると思います。」

【評価】

  • 責任感の欠如: 錠剤という最も気になる点について、「触らずにそのまま」や「警察がうまくやる」というのは、問題から目をそらし、責任を放棄している印象を与えます。
  • 報告の不正確さ: 中身の一部(錠剤)について言及せずに届け出るのは、報告義務を果たしているとは言えません。


良い回答例 👍


「財布を拾ったら、その場で中身を不用意に触ったりせず、すぐに図書館の受付カウンターに持って行きます。
受付の職員の方に財布を拾った状況を説明し、中身を一緒に確認してもらいます。その際、『学生証、現金がおよそ3万円、そして正体不明の白い錠剤が一つ、小さな袋に入っていました』と、錠剤の存在を含めて、中身をありのまま正確に伝えます。私の役割は、憶測で判断することなく、拾得物の中身を全て、正直に、そして速やかに施設管理者へ引き継ぐことだと考えます。錠剤が何であるかを判断するのは私の役目ではなく、その後の対応は大学の規則や法律に従って、職員の方に適切に処理していただくのが最善だと考えます。」

【評価】

  • 誠実さと正確性: 中身を全て、ありのままに、正確に報告する姿勢が示せています。
  • 役割の理解: 自分の役割(正直に届け出ること)と、他者(職員)の役割(その後の対応を判断すること)を明確に区別できています。
  • 冷静な判断: 「正体不明の錠剤」という客観的な表現を使い、憶測で話していない点が評価できます。


質問2: それが親しい友人のものだと分かったら、どうしますか?



悪い回答例 👎


「親しい友人なので、まずは本人に直接連絡します。財布を拾ったことを伝え、錠剤のことも正直に話して、これが何なのか問いただします。公にする前 Lに、まずは友人間で解決したいと思います。届け出るかどうかは、彼の話を聞いてから決めます。」

【評価】

  • 倫理観の一貫性の欠如: 対象が友人になった途端に、公的なルール(届け出義務)よりも私的な感情を優先しており、判断基準が揺らいでいます。
  • リスクの高い行動: 友人をかばうつもりが、結果的に不正行為への加担や証拠隠滅と見なされかねない、極めて危険な行動です。


良い回答例 👍


「財布の持ち主が親しい友人であると気づいても、私の取るべき行動の原則は変わりません。友人だからといって、届け出る内容を変えたり、錠剤の存在を隠したりすることは、友人にとっても、私自身にとっても、決して誠実な態度ではないからです。したがって、先ほど述べた通り、図書館の受付に、中身を全て正確に伝えた上で届け出ます。その上で、私が友人として追加で行うことがあるとすれば、届け出を済ませた後、友人に個人的に連絡を取ることです。『図書館で君の財布を拾って、受付に届けておいたよ。中に現金と、あと白い錠剤みたいなものが入っていたけど、心当たりある?心配だから、早く取りに行った方がいいよ』と、事実を伝え、彼を心配している気持ちも示します。私の行動の根幹は、友情とルールを天秤にかけるのではなく、ルールを守った上で、友情を示すことです。公明正大な手続きを踏むことが、長い目で見て、友人のためにもなると信じています。」

【評価】

  • 倫理観の一貫性: 状況が変わっても行動の原則が変わらない点に、強い倫理観と誠実さが表れています。
  • 友情とルールの両立: ルールを遵守しつつも、友人への配慮を別の形(事後の連絡)で示しており、人間的な深みがあります。
  • 明確な線引き: 「公的な手続き」と「私的な気遣い」を明確に分離して考えており、非常に論理的です。

【今回のまとめ】

  • 倫理的な判断は、相手が誰であっても一貫しているべき。
  • ルール(届け出義務)と、友情(気遣い)は、両立できる。
  • 憶測で判断せず、事実をありのまま、正確に、正直に伝える。
  • 公的な手続きを優先することが、結果的に自分も友人も守ることになる。


ゴウカライズメディカルで、藤田医科MMIを完全攻略。


藤田医科大学のMMIでは、あなたの人間としての「核」となる部分が見られています。ゴウカライズメディカルでは、このような倫理的なジレンマに対し、深く考え抜き、誠実かつ論理的に自分の意見を表明する力を養います。あなたという人間性の全てを、自信を持って伝えられるよう、我々が最後まで伴走します。

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