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獣医学部 難易度ランキング【私立大学】
はじめに
獣医学部を目指す受験生の皆さんへ。本記事では私立獣医学部の難易度を偏差値・倍率・科目配点などから総合評価し、ランキング形式でまとめました。単なる数値比較だけでなく、各大学の特色や強み、地域性を踏まえた解説を加えています。この記事を入口に、自分の学力レベルや得意科目、そして何より獣医師としての将来像とマッチする大学を見つけてください。
ランキング
1位 日本獣医生命科学大学 獣医学部 獣医学科
- 偏差値: 62.5-65.0(河合塾)
- 募集定員: 80人
- 学費(6年間概算): 約1,400万円
- 所在地: 東京都武蔵野市境南町1-7-1
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(化学・生物から1)・外国語
- 共通テストボーダー: 82~88%
- 倍率: 約10倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 計15人
- 選考方法: 書類・面接・小論文・基礎学力検査
コメント
1位には私立獣医学部の最難関である日本獣医生命科学大学がランクイン。偏差値は最高65.0に達し、私立獣医系では唯一の60台後半を記録しています。募集定員は80名と私立獣医系では最少で、その分競争率は約10倍と厳しい状況です。
日獣大の最大の特徴は、小動物臨床教育の充実度にあります。付属動物医療センターは最新の医療設備を備え、年間約1万件の診療実績があり、実践的な臨床教育が受けられます。また、入学特待生制度も充実しており、一般選抜の成績上位者には初年度の授業料全額(130万円)が免除される制度があります。
立地は東京都武蔵野市と首都圏の好条件で、交通アクセスも良好です。国家試験合格率は第75回(2023年度実施)は88.5%(全国平均84.4%)でしたが、第76回(2024年実施)は78.7%(全国平均83.8%)でした 。卒業生は小動物臨床を中心に、公務員獣医師、企業獣医師など多様な分野で活躍しています。学費は6年間で約1,800万円と高額ですが、教育内容と就職実績を考えれば納得の投資と言えるでしょう。
2位 麻布大学 獣医学部 獣医学科
- 偏差値: 60.0-62.5(河合塾)
- 募集定員: 120人
- 学費(6年間概算): 約1,400万円
- 所在地: 神奈川県相模原市中央区淵野辺1-17-71
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(化学・生物から1)・外国語
- 共通テストボーダー: 81%
- 倍率: 約8倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 計15人
- 選考方法: 書類・面接・小論文・基礎学力試験
コメント 2位には伝統ある麻布大学がランクイン。偏差値は60.0-62.5と高水準で、募集定員は120名と日獣大より多いものの、依然として高い競争率を維持しています。
麻布大学の強みは、獣医学と動物応用科学を融合した総合的な教育環境にあります。獣医学部には獣医学科、動物応用科学科、獣医保健看護学科があり、学部内での連携教育が行われています。特に感染症研究や公衆衛生分野に強みを持ち、ワンヘルスの理念に基づいた教育が特徴です。
相模原キャンパスは広大な敷地に最新の研究施設が整備され、小動物から産業動物まで幅広い臨床教育が可能です。また、海外の獣医科大学との交流も盛んで、グローバルな視点を持った獣医師育成に力を入れています。
国家試験合格率は第76回(2024年実施)は89.9%で私立大学トップクラスでした 。第72回(令和2年度)も92.5%と高水準です 。卒業生は小動物臨床はもちろん、公務員獣医師、研究者など多様な分野で活躍しています。
3位 日本大学 生物資源科学部 獣医学科
- 偏差値: 57.5-62.5(河合塾)
- 募集定員: 120人
- 学費(6年間概算): 約1,300万円
- 所在地: 神奈川県藤沢市亀井野1866
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(物理・化学・生物ら1)・外国語
- 共通テストボーダー: 83%~86%
- 倍率: 約7倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 計50人程度
- 選考方法: 書類・面接・小論文
コメント
3位には日本最大の私立大学である日本大学の獣医学科がランクイン。偏差値は57.5-62.5と幅があり、入試方式によって難易度に差があります。募集定員は120名で、倍率は約7倍と他の私立獣医系に比べるとやや低めですが、依然として難関です。
日大獣医の最大の特徴は、生物資源科学部の一学科として位置づけられている点です。同じ学部内に動物資源科学科や食品生命学科など関連分野があり、学際的な学びが可能です。また、広大な藤沢キャンパスには付属動物病院や牧場実習施設が整備され、小動物から産業動物まで幅広い臨床教育が受けられます。
特に小動物臨床と産業動物臨床のバランスが取れた教育が特徴で、一次診療から高度医療まで段階的に学べるカリキュラムが組まれています。また、日本大学の総合力を活かした学部間連携も魅力の一つです。
国家試験合格率は第76回(2024年実施)は76.2%(全国平均83.8%)でした 。第75回(2023年実施)は86.0% 、第74回(2022年実施)は87.1%でした 。卒業生は小動物臨床、産業動物臨床、公務員獣医師など多様な分野で活躍しています。学費は6年間で約1,600万円と他の私立獣医系に比べるとやや抑えめですが、依然として高額です。ただし、特待生制度や奨学金制度も充実しており、経済的支援を受ける道も開かれています。
4位 北里大学 獣医学部 獣医学科
- 偏差値: 57.5(河合塾)
- 募集定員: 120人
- 学費(6年間概算): 約1,300万円
- 所在地: 青森県十和田市東二十三番町35-1
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(物理・化学・生物から1)・外国語
- 共通テストボーダー: 78%~80%
- 倍率: 約6倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 計20人
- 選考方法: 書類・面接・小論文
コメント
4位には北里大学獣医学部がランクイン。偏差値は57.5と私立獣医系の中では中堅レベルですが、募集定員120名に対して倍率は約6倍と競争率は依然として高いです。
北里大学獣医学部の最大の特徴は、青森県十和田市という地方都市に位置しながら、充実した研究施設と広大な実習フィールドを有している点です。特に大動物臨床と公衆衛生分野に強みを持ち、産業動物医療を実践的に学べる環境が整っています。
また、北里研究所の伝統を受け継ぎ、感染症研究や予防医学分野でも高い実績を誇ります。獣医学部のある十和田キャンパスは自然豊かな環境にあり、集中して学修に取り組める点も魅力です。
国家試験合格率は第75回(2024年2月実施)は88.9%でしたが 、第76回(2024年実施)は78.8%(全国平均83.8%)でした 。卒業生は産業動物臨床や公務員獣医師として特に東北地方を中心に活躍しています。
5位 酪農学園大学 獣医学群 獣医学類
- 偏差値: 55.0(河合塾)
- 募集定員: 120人
- 学費(6年間概算): 約1,300万円
- 所在地: 北海道江別市文京台緑町582
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(化学・生物から1)・外国語
- 共通テストボーダー: 72%~87%
- 倍率: 約5倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 計25人
- 選考方法: 書類・面接・小論文・基礎学力試験
コメント
5位には北海道に位置する酪農学園大学獣医学類がランクイン。偏差値は55.0と私立獣医系の中では比較的低めですが、募集定員120名に対して倍率は約5倍と依然として競争率は高いです。
酪農学園大学の最大の強みは、北海道という日本最大の畜産地帯に位置する立地を活かした実践的な産業動物医療教育です。広大なキャンパス内には付属農場や動物病院があり、小動物から産業動物まで幅広い臨床経験を積むことができます。特に酪農学や畜産学との連携教育が充実しており、フードアニマル獣医師を目指す学生には最適な環境と言えるでしょう。
また、野生動物医学や環境保全分野にも力を入れており、北海道の豊かな自然環境を活かしたフィールド実習も特徴です。獣医学類以外にも獣医保健看護学類があり、獣医学群として総合的な教育が行われています。
国家試験合格率は第76回(2024年実施)は78.9%(全国平均83.8%)でした 。第75回(2023年実施)は85.6%でした 。卒業生は北海道を中心に産業動物臨床や公務員獣医師として活躍しています。
6位 岡山理科大学 獣医学部 獣医学科
- 偏差値: 55.0(河合塾)
- 募集定員: 140人
- 学費(6年間概算): 約1,500万円
- 所在地: 愛媛県今治市いこいの丘1-3
一般入試
- 共通テスト配点: 独自試験方式と共通テスト併用方式あり
- 二次試験科目: 数学・理科(物理・化学・生物から1)・外国語
- 共通テストボーダー: 79%
- 倍率: 約4倍
学校推薦型選抜
- 募集枠: 10~30人程度
- 選考方法: 書類・面接・小論文
コメント
6位には2018年に開学した新設校の岡山理科大学獣医学部がランクイン。偏差値は55.0と私立獣医系の中では低めで、募集定員は140名と最多で、倍率は約4倍と比較的挑戦しやすい数値となっています。
岡山理科大学獣医学部の最大の特徴は、愛媛県今治市という瀬戸内海に面した立地と、最新の教育施設・設備を備えている点です。2018年の開学以来、地域に根ざした獣医師育成を目指し、特に産業動物医療と公衆衛生分野に力を入れています。
キャンパスは今治市郊外の丘陵地に位置し、最新の研究設備と付属動物病院を完備しています。また、地域枠推薦制度を設けており、地元で獣医師として活躍する意思のある学生を積極的に受け入れています。
新設校のため国家試験実績はまだ少なく、2024年に初の卒業生を輩出した際の合格率は67.5%と他校に比べて低めでしたが、今後の教育体制の充実により向上が期待されます。
新設校ならではの新しい教育理念と施設設備の充実が魅力ですが、まだ歴史が浅く実績が少ない点は考慮する必要があるでしょう。
受験対策アドバイス
共通テスト対策
私立獣医学部を目指す場合、共通テスト併用方式を選択する場合は高得点が求められます。特に理科(化学・生物・物理)と数学の対策が重要です。私立獣医学部では独自試験方式も多く用意されていますが、共通テスト併用方式は受験機会を増やす意味でも重要な選択肢となります。
共通テストでは幅広い知識と応用力が問われるため、基礎からの積み上げが大切です。特に理科は実験・考察問題が多く出題されるため、教科書の内容を確実に理解しておくことが必要です。
二次試験対策
私立獣医学部の二次試験は、ほとんどの大学で数学・理科(化学・物理・生物から1)・外国語の3教科が課されます。
各大学の過去問を分析すると、基礎的な内容から応用問題まで幅広く出題されますが、特に理科は実験データの解析や考察力を問う問題が多い傾向にあります。日頃から実験レポートの作成や考察の練習を積んでおくことが有効です。
推薦・総合型選抜
私立獣医学部では、一般公募推薦や総合型選抜の枠も設けられています。これらの選抜では面接や小論文が重視されるため、獣医師を目指す明確な動機や将来ビジョンを持っていることが重要です。
また、高校での成績や課外活動の実績も評価されるため、日頃から積極的に動物に関わる活動や研究に取り組んでおくことが有利に働きます。特に酪農学園大学の酪農後継者推薦や岡山理科大学の地域枠推薦など、特色ある推薦制度も用意されているため、条件に合致する場合は積極的に検討すべきでしょう。
学費対策
私立獣医学部は6年間で約1,300万円~1,600万円と高額な学費がかかります。そのため、特待生制度や奨学金制度の活用を検討することが重要です。
日本獣医生命科学大学や麻布大学などでは成績優秀者に対する特待生制度があり、初年度の授業料が免除されるケースもあります。また、日本学生支援機構の奨学金や各大学独自の奨学金制度も用意されているため、事前に調査しておくことをお勧めします。
併願戦略
私立獣医学部は倍率が高く、合格が難しいため、複数の大学に出願することをお勧めします。特に独自試験方式と共通テスト併用方式を組み合わせることで、受験機会を増やすことができます。
また、国公立大学との併願も視野に入れると良いでしょう。国公立大学は学費が私立の約1/4程度で済むため、経済的な負担が大きく軽減されます。前期日程で不合格になった場合に備え、私立大学の一般入試(2月下旬〜3月)を視野に入れた受験計画を立てましょう。
まとめ
私立獣医学部は、高い学力水準と明確な志望動機が求められる難関学部です。本記事では偏差値や定員だけでなく、各大学の特色や強み、地域性を踏まえた解説を加えました。
私立獣医学部は学費が高額ですが、充実した教育環境と就職実績を考えれば価値ある投資と言えるでしょう。また、特待生制度や奨学金制度も各大学で用意されているため、経済面での支援も検討できます。
獣医師を目指す道は決して平坦ではありませんが、明確な目標と計画的な準備があれば必ず道は開けます。この記事が皆さんの志望校選びの一助となり、獣医師という素晴らしい職業への第一歩になることを願っています。
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