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【2027年度】私立医学部「2月4日」はどこを受ける?6大学を科目・二次日程・併願で比較
この記事では、2027年度私立医学部一般選抜で一次試験が集中する2月4日の6大学について、科目配点や二次試験日程、併願戦略、地域性を比較し、保護者が納得して出願先を選ぶための判断基準を詳しく解説します。
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2027年度の私立医学部入試で、受験生や保護者の方が最も頭を悩ませるのが 「2月4日」 の出願先選びです。
この日には、なんと次の6つの主要医学部が一斉に一次試験を実施します。
- 東北医科薬科大学
- 埼玉医科大学
- 聖マリアンナ医科大学
- 金沢医科大学
- 藤田医科大学
- 兵庫医科大学
河合塾のボーダー偏差値を見ると、6大学すべてが「62.5〜65.0」の非常に近い範囲に収まっています。
数字だけを眺めていると「ほぼ横並びで難易度も似ている」ように見えますが、実際には 「出題される科目や配点のバランス」「二次試験の日程ルール」「大学の所在地や通学環境」が全く異なります。
2月4日に受験できる一次試験は、原則として 1校のみ です。
「偏差値が少しでも低いところ」や「募集人数が多いところ」といった安易な基準で選ぶのではなく、 「我が子の得意科目が活きるか」「一次合格後に二次試験まで受け切れるか」「合格したら本当に進学できるか」 という3つの軸で選ぶことが欠かせません。
この記事では、迷いがちな2月4日の6大学について、過去問の相性・二次日程・併願の組み合わせ・地域の観点から徹底比較します。
※本記事は2026年8月29日時点の公表情報に基づいています。実際の出願時には、必ず各大学の最新の募集要項をご確認ください。
2月4日に一次試験を行う6大学の全体像
まずは、2月4日に競合する6大学の基本データと二次試験のスケジュールを整理してみましょう。

偏差値帯はほぼ同等ですが、注目すべきは 「二次試験の日程決定方法」に大きな違いがある 点です。
- 埼玉医科大学 :二次試験は2月14日のみ(固定日)
- 聖マリアンナ医科大学・金沢医科大学・兵庫医科大学(一般A) :出願時に受験生自身が試験日を選択可能
- 東北医科薬科大学 :大学側が試験日を指定(2月20日または21日)
- 藤田医科大学 :2月14日・15日の午前午後(計4枠)から希望を登録するが、出願日時の早い順に決定
「二次試験の候補日が2日ある」と書かれていても、自分で選べるのか、大学から指定されるのかによって、他大学との併願のしやすさは大きく変わります。
偏差値表の数字だけで選んではいけない理由
偏差値はあくまで志望校を絞り込むための目安であり、「偏差値62.5の大学なら、65.0の大学より受かりやすい」とは言い切れません。
同じ偏差値帯の私立医学部であっても、大学によって試験の性格は大きく異なります。
- 数学を猛スピードで処理する必要があるか、じっくり考える問題か
- 理科2科目の配点が高く、理科で大きく稼げるか
- 英語の分量が多く、長文読解のスピードで差がつくか
- マークシート方式か、記述・論述が多いか
- 小論文が一次試験日に課されるか、二次試験でじっくり評価されるか
保護者の方が最初に見るべきなのは、偏差値表の上下ではなく、 「過去問を解いたときに、どの大学なら合格最低点を安定して超えられるか」 という相性です。
最低でも過去3年分の過去問を本番と同じ制限時間で解き、得点の安定感や時間配分の感触を比較してください。
科目・配点で比べる6大学の出題特徴
各大学の配点バランスと特徴を見ていきましょう。

東北医科薬科大学:理科2科目の配点比率が高い
一次試験の配点は、理科2科目200点、数学100点、英語100点の計400点満点です。総得点の半分を理科が占めるため、 「理科2科目で確実に高得点を稼げる受験生」 に非常に有利な配点となっています。
2027年度の募集人員は75名(一般枠40名、修学資金枠宮城Aが10名、東北5県定着枠が25名)です。地域枠や修学資金枠には卒業後の勤務条件が伴うため、本人の将来設計と一致しているかをしっかり確認しておきましょう。
埼玉医科大学:全問マークシート方式&一次当日の小論文
一次試験は数学100点、理科2科目200点、英語100点の計400点満点です。数学・理科・英語はすべてマークシート方式で行われます。
一次試験の当日に和文・英文の小論文も実施されます(小論文は一次試験の合否には使われず、二次試験の判定材料となります)。マークシート特有の計算スピードと正確性が求められるため、過去問での時間配分演習が欠かせません。
聖マリアンナ医科大学:主要科目のバランス+二次対策
一次試験は英語100点、数学100点、理科2科目200点です。極端な傾斜配点はなく、各教科をバランスよく仕上げておく必要があります。
二次試験では適性検査、小論文、個人面接が行われます。学科試験だけでなく、人物面接や小論文の対策もしっかり準備しておきたい大学です。
金沢医科大学:2月3日・4日の2日程から選択可能
一次試験は英語100点、数学100点、理科2科目150点の計350点満点です。理科の配点がやや高めに設定されています。
金沢医科大学は一次試験日として「2月3日」と「2月4日」の2日間が設定されています。2月3日にも出願できるため、「2月3日に金沢医科を受け、2月4日に別の大学を受ける」という柔軟な組み方ができるのも大きな特徴です。
藤田医科大学:主要3教科の総合力勝負
一次試験は英語200点、数学200点、理科2科目200点の計600点満点です。英・数・理の配点が完全に均等(1:1:1)であるため、特定の一教科に頼ることなく、総合的な学力が問われます。
募集人員は一般枠90名、愛知県地域枠10名以内です。二次試験の面接枠が出願順で決まる点には特に注意が必要です。
兵庫医科大学:4科目型の「A」と英語資格活用型の「B」
兵庫医科大学は一般選抜AとBで試験方式が大きく分かれています。
- 一般選抜A(4科目型) :英語150点、数学150点、理科2科目200点、小論文50点
- 一般選抜B(英語資格活用型) :数学100点換算、理科1科目100点、小論文50点+英語外部試験のスコア換算
一般選抜Bだけに出願する場合、一次試験会場は大阪のみとなります(東京や福岡会場が使えるのはAとBの両方に出願する場合など条件があります)。英語資格を活かしたい受験生にとっては有力な選択肢になります。
二次試験の「日程ルール」から絞り込む
2月4日の大学を選ぶ際は、一次試験の相性だけでなく、 「他大学との二次試験の重複を避けられるか」 をセットで考える必要があります。
埼玉医科大学は「2月14日固定」に注意
埼玉医科大学の二次試験は2月14日のみで動かせません。同日に二次試験を実施する 福岡大学(2月14日固定) とは完全に日程が衝突します。両方の一次試験に受かっても片方しか受けられないため、福岡大学を受験予定のご家庭は優先順位を決めておく必要があります。
東北医科薬科大学は「関西医科大学」との重複リスク
東北医科薬科大学の二次試験は仙台で2月20日または21日(大学指定)です。関西医科大学の二次試験候補日(20日・21日)と完全に重なっており、どちらも受験生側で日程を確定できません。この2校を両方とも確実に二次まで受ける計画を立てるのはリスクが伴います。
聖マリアンナ医科大学は「13日・14日」から選べる
聖マリアンナ医科大学は出願時に二次試験日(13日または14日)を選べるため、他校の固定日を避けて配置できます。久留米大学(13日固定)を受けるなら14日に、福岡大学や埼玉医科大学(14日固定)を受けるなら13日に設定することで重複を回避できます。
金沢医科大学・兵庫医科大学(一般A)は「17日・18日」に分散可能
両校とも出願時に希望日を選択できるため、たとえば「金沢医科大学を17日、兵庫医科大学Aを18日」に設定すれば、両方とも受験可能です。
藤田医科大学は「早めの出願完了」が重要
二次試験は14日と15日の午前・午後の計4枠ですが、出願日時の早い順に枠が決定されます。14日に他大学の固定日がある場合は、藤田医科大学の15日枠を確実に確保できるよう、出願開始後すぐに手続きを完了させる準備をしておきましょう。
「一次試験が東京で受けられるから」だけで決めない
2月4日の6大学は、キャンパスの所在地が宮城、埼玉、神奈川、石川、愛知、兵庫と全国に分散しています。
一次試験については東京などに地方会場を設けている大学も多いですが、 二次試験(面接・小論文)は大学の本部キャンパスで実施されるのが基本 です。
出願を決める前に、次の点をご家庭で確認しておきましょう。
- 二次試験の会場はどこか(前泊が必要な距離か)
- 前日の試験終了後、その日のうちに移動できる新幹線・飛行機があるか
- もし合格した場合、本人が6年間その地域で学ぶ意思があるか
- ご家庭として下宿費用や学費の工面に対応できるか
「東京で一次試験が受けられるから」という理由だけで出願してしまうと、一次合格後に過酷な移動スケジュールに追われたり、合格しても進学を迷うことになってしまいます。
迷ったときの判断フロー
2月4日の出願校選びで迷ったら、次の4ステップで整理してみてください。
- 合格しても進学しない大学を候補から外す(所在地、学費、進学意思を家族で確認)
- 過去問を解いて、合格点が安定しない大学を外す(科目配点と問題の相性を確認)
- 併願校との関係で、二次試験を受け切れない大学を外す(固定日や大学指定の重複をチェック)
- 移動ルートと納入金のスケジュールを確認し、最終決定する
タイプ別・2月4日の選び方の目安
受験生の強みや志望状況に合わせた選び方の目安は次の通りです。
- 理科2科目が得意で、東北エリアでの地域医療・学びに意欲がある
→ 東北医科薬科大学を検討(※関西医科大学との二次重複リスクに注意) - マークシート方式の処理力が高く、2月14日を空けられる
→ 埼玉医科大学を検討(※福岡大学との二次重複に注意し、優先順位を決めておく) - 首都圏志向で、二次試験の日程を柔軟に調整したい
→ 聖マリアンナ医科大学を検討 - 過去問の相性が良く、一次・二次の両方で日程を調整したい
→ 金沢医科大学を検討(※一次試験を2月3日に回す選択肢も含めて検討) - 英・数・理をバランスよく得点でき、愛知エリアへの進学を希望している
→ 藤田医科大学を検討(※出願開始直後に手続きを完了させる) - 関西圏への進学を重視し、4科目または英語資格を活かしたい
→ 兵庫医科大学を検討(※一般Aと一般Bの特性を比較して選択)
まとめ:2月4日は偏差値ではなく「入試全体」で選ぶ
2027年度の2月4日は、偏差値62.5〜65.0の6大学が集中する激戦日です。しかし、偏差値の近さだけで迷う必要はありません。
大切なのは次のポイントです。
- 過去問で合格最低点を安定して取れる相性か
- 配点バランスが本人の得意科目と合っているか
- 他大学との兼ね合いで、二次試験まで確実に受け切れるか
- 合格発表後の手続や移動に無理がないか
2月4日に出願できるのは原則として1校だけです。その貴重な1枠を最大限に活かせるよう、一次試験から入学手続までの全体像を見据えて出願校を決定しましょう。
2月1日〜4日の全体スケジュールや二次試験の重複整理については、以下の記事もあわせて参考にしてください。
https://note.com/goukalize/n/n56cc0d81aefb
https://note.com/goukalize/n/n2f89df666349
主な出典
- 河合塾Kei-Net「入試難易予想ランキング表」
- 東北医科薬科大学「医学部 医学科 入試概要」
- 埼玉医科大学「一般選抜」
- 聖マリアンナ医科大学「令和9年度入学者選抜(一般選抜)」
- 金沢医科大学「一般選抜(前期)」
- 藤田医科大学「2027年度 学生募集要項」
- 兵庫医科大学「2027年度入試日程(医学部)」
※募集人員、試験内容、日程は変更される場合があります。出願時には各大学の最新情報をご確認ください。
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ゴウカライズ編集部
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