こんにちは。オンライン学習塾ゴウカライズです。
最初に、多くの方が気にしている「国際医療福祉大学医学部の面接は英語なのか」という疑問に答えます。2027年度の一般選抜と大学入学共通テスト利用選抜では、個人面接は約30分×2回です。英語による面接は、出願時に希望した人に対して、面接の一部で行われます。受験生全員に英語面接が課されるわけではありません。一方、留学生特別選抜と帰国生・外国人学校卒業生特別選抜は、言語のルールが異なります。
本記事は、大学公式の募集要項・医学部Q&A・カリキュラム・変更通知を、編集部が2026年10月5日に確認した内容に基づいています。公式に確認できた事項と、編集部が作成した練習方法や想定例は、分けて書いています。
国際医療福祉大学の面接対策の全体像
この記事は、国際医療福祉大学医学部の面接対策シリーズのうち、英語と国際性に関する準備を扱う1本です。面接全体の流れは、まとめ記事で確認してください。
公式資料で確認できる面接と英語の扱い
選抜区分ごとの面接と言語の扱いを、2027年度医学部医学科学生募集要項と公式Q&Aをもとにまとめました。
| 選抜区分 | 面接・言語と確認事項 |
|---|---|
| 一般選抜 共通テスト利用選抜 | 個人面接は約30分×2回で、段階評価です。英語による面接は希望者に対して一部で行われます。 英語面接を希望する場合は、出願時にサイトの所定欄へ入力します。出願時に申し出ていない人は、当日に希望できません。 |
| 留学生特別選抜 | 出願時に、面接を日本語で受けるか英語で受けるかを選びます。日本語を選んだ場合も、一部で英語の質疑があります。 一般選抜の希望制とは仕組みが異なります。 |
| 帰国生および外国人学校卒業生特別選抜 | 面接は英語で行われ、日本語での質疑もあります。 出願資格を含め、該当ページを確認してください。 |
| 総合型選抜(専願制) | 本記事では扱いません。 別の案内ページと専用の要項で確認してください。 |
出典:2027年度医学部医学科学生募集要項/総合型選抜(専願制)の案内
公式Q&Aで補足されている点
- 面接は、面接員を替えて原則約30分ずつ2回行われます。1回は出願書類や志望理由などを聞く面接、もう1回は社会的なテーマについての考えを聞く面接です。
- 原則として受験生1人に面接員3人ですが、変わる場合があります。どちらの面接が先か、時間をどう配分するかは、決まったものと考えないほうが安全です。
- 英語面接を希望したことだけで有利になるとは限りません。語学力だけでなく、面接全体の内容から総合的に判断されます。
- 英語が占める割合や質問の内容は一律ではなく、回答の内容や英語力によって変わります。
- 英語資格などは、資格そのものが加点されるわけではありません。ただし、出願書類や試験結果を総合的に判断する際や、面接の参考資料としては使われます。
このため、たとえば「英検準1級があるから大丈夫」「資格がないから不利」というように、取得級だけで合否を考えるのは適切ではありません。出典:医学部Q&A
あわせて、最新の変更通知も確認しました。確認時点では、面接の言語や形式に関する修正はありませんでした。変更されたのは、初年度の施設設備費と、在留に関する書類の記載です。費用については、この記事では扱いません。
英語力が話題になる理由:入学後の学び方
公式カリキュラムによると、1・2年次は医学科目のほぼ全てを英語で学びます。ただし、6年間すべてが英語の授業というわけではありません。3年次以降には日本語での復習などが用意されています。また、1〜3年次に英語I〜III、1〜6年次に医学英語などの科目が置かれています。
5年次後半から6年次には、最低4週間の海外臨床実習が必修として案内されています。これは在学中の実習の話であり、海外で働く義務があるという意味ではありません。
ここからは編集部の助言です。医師にとっての英語は、海外で働くためだけのものではありません。英語の論文を読む、さまざまな背景をもつ患者さんと話すなど、国内の医療でも使う場面があります。入学後の学び方を正しく理解しておくと、それが志望理由の土台になります。出典:医学部カリキュラム
志望理由は4段階で組み立てる
出願書類や志望理由を聞く面接では、話の筋が通っていることが大切です。編集部では、次の順番で整理する方法をおすすめしています。
- 医師を目指すきっかけになった経験:いつ、何があり、何を考えたのか。
- 本学の学修内容との結びつき:英語で学ぶ医学教育や海外臨床実習など、どこに必要性を感じたのか。
- 入学前後の具体的な努力:すでに続けていることと、入学後に取り組むこと。
- 将来の活用:学んだことを医師としてどう生かしたいのか。
模範解答を丸暗記したり、経験を作ったりするのは避けましょう。面接時間が長いため、追加の質問を受けると話の食い違いが表に出やすくなります。出願書類に書いた内容と同じ事実をもとに話すことが基本です。
英語が得意な人も苦手な人も「現状・記録・計画」で話す
共通する考え方
英語力について話すときは、次の3点を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
- 今どのくらいできて、何が課題なのか(現状)
- これまで何をどのくらい続けてきたのか(学習の記録)
- 入学までと入学後にどう伸ばすのか(改善計画)
「気合で乗り切ります」「絶対についていけます」といった言葉だけでは、不安への答えになりません。
英語が得意な人
資格名やスコアを並べるだけで終わらせないことが大切です。読む・聞く・話す・書くのうち、どれが得意でどれが課題かを具体的に説明しましょう。医学の専門用語など、これから学ぶ必要がある領域も整理し、どう補うかを具体的に説明しましょう。
英語に不安がある人
弱点を正直に伝えたうえで、具体的に説明しましょう。何に取り組んだか、どのくらい続けたか、何が変わったか、これから何をするかの4点です。英語面接を希望するかどうかは、自分の練習状況をふまえて出願前に決めてください。希望しただけで有利になるわけではないので、無理に背伸びをする必要はありません。
練習用の想定質問と回答の骨組み
以下は練習用の想定例で、大学が公表した実際の出題ではありません。回答は骨組みだけを示しています。必ず自分の実際の経験に置き換えてください。
想定例1:英語で学ぶ授業にどう備えていますか
骨組み:現在の英語力と課題 → 続けている学習と、その記録 → 入学までの計画(たとえば、英文を読む量を少しずつ増やすなど)→ 入学後に分からない点が出たときの対処法
想定例2:海外臨床実習で何を学びたいですか
骨組み:関心をもったきっかけ → 学びたいこと(医療制度の違いや、患者さんとの意思疎通など)→ その学びを日本での診療にどう生かすか
海外経験がなくても、作り話をする必要はありません。経験がないことは率直に伝えましょう。そのうえで、実際に読んだ本や資料、身近で言葉の違いを感じた場面など、本当にあったことを材料にします。
想定例3:言葉が通じにくい患者さんへの対応をどう考えますか
骨組み:何が困るのかを整理する → 患者さん・医療者・家族など複数の立場から考える → 自分の考えを述べる → その考えの限界や課題も付け加える
想定例4(英語面接を希望した人向け)
簡単で正確な文を、自分の経験に合わせて言えるようにしておきましょう。
- I want to become a doctor because __.(私が医師を目指すのは__だからです。)
- I am interested in this university because most medical subjects in the first two years are taught in English.(1・2年次の医学科目のほとんどを英語で学べる点に関心があります。)
- To prepare, I __ every day.(準備として、毎日__に取り組んでいます。)
- Could you say that again, please?(もう一度おっしゃっていただけますか。)
下線部には、実際にしていることだけを入れてください。難しい表現を暗記するよりも、短い文で正確に伝えるほうが、追加の質問にも対応しやすくなります。
想定質問を使った面接練習や、回答の組み立て方の相談は、公式LINEで受け付けています。
約30分×2回の面接に備える準備
- 出願書類との整合性:書類に書いたエピソード、数字、時期を見直し、口頭で話す内容と一致させます。
- 追加の質問への備え:一つの答えに対して「なぜそう考えるのか(理由)」「具体的には何か(具体例)」「足りない点は何か(限界)」の3つを続けて話せるように練習します。
- 社会的なテーマ:一方的に決めつけず、複数の立場から考えたうえで自分の意見を述べます。特定のテーマが必ず出るとは限らないため、医療や社会のニュースを幅広く読み、考えを短くまとめる練習をしておきましょう。
- 模擬面接:時間を計り、30分程度の質疑応答を通して、説明に一貫性があるかを確かめます。面接官役を交代して、2回分の練習をしておくと安心です。
チーム医療や地域医療についての考え方は、以下の記事で解説しています。
出願前・面接前のチェックリスト
- 受験する選抜区分と、その区分での面接言語のルールを募集要項で確認した
- 英語面接を希望する場合、出願時にサイトの所定欄へ入力した(当日の申し出はできない)
- 最新版の募集要項と変更通知を、ダウンロードページで改めて確認した
- 出願書類の内容と、面接で話す内容が一致している
- 英語力の現状・学習の記録・改善計画を、自分の言葉で説明できる
- 想定例の骨組みを、自分の実際の経験に置き換えて練習した
- 総合型選抜(専願制)で受験する場合は、専用の要項を確認した
出願前の確認や学習計画の立て方で迷ったときも、公式LINEからご相談いただけます。
公式出典(2026年10月5日確認)
- 2027年度医学部医学科学生募集要項(一般選抜pp.10–11、共通テスト利用選抜pp.12–13、留学生pp.14–15、帰国生pp.16–17)
- 医学部Q&A
- 医学部カリキュラム
- 募集要項・変更通知のダウンロードページ
- 変更通知
- 総合型選抜(専願制)の案内
まとめ
2027年度の一般選抜と共通テスト利用選抜では、英語面接は全員必須ではなく、出願時に希望した人に一部で行われます。希望したことだけで有利になるわけではなく、面接全体の内容で判断されます。特別選抜は言語のルールが異なるため、自分の選抜区分のページを必ず確認してください。準備の中心は、志望理由の筋道と、英語力の現状・記録・計画を自分の言葉で話せるようにしておくことです。
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