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【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第4問

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ある調査会社が,大学受験を終えた高校3年生にむけて受験校の調査を行い5050人から回答を得た。その結果,A大学を受験した生徒は2680人,B大学を受験した生徒は1725人,C大学を受験した生徒は820人いることがわかった。また,A,B,Cすべての大学を受験した生徒は120人,いずれも受験しなかった生徒は305人であった。

この結果から上記の3大学のうち2つ以上の大学を受験した生徒は ヤユヨ\boxed{\text{ヤユヨ}} 人であり,いずれか1大学のみを受験した生徒は ラリルレ\boxed{\text{ラリルレ}} 人であることがわかる。

重要知識と着眼点

A大学、B大学、C大学の受験者を三つの円で表したベン図。1大学だけの3部分を青、2大学だけの3部分を橙、3大学すべての共通部分を紫で示す。3大学すべては120人、円の外は305人

円の重なりで、受験した大学の組合せを表します。図の面積は人数の大きさを表していません。

集合の要素の数え方

ベン図やカルノー図で視覚化し、要素の重複に注意して数える。

ベン図の重なりを見て、人数を分ける

A大学、B大学、C大学の受験者を、それぞれ円 A,B,CA,B,C で表します。 まず、三つの円が重なる中央に 120120、どの円にも入らない部分に 305305 と書き込みます。 円の内側全体は「少なくとも1大学を受験した人」なので、人数は 5050305=47455050-305=4745 人です。

青い3部分は「1大学だけ」、橙色の3部分は「2大学だけ」を受験した人を表しています。 それぞれの合計を xx 人、yy 人とおきましょう。 円の内側を重複なく足すと、x+y+120=4745x+y+120=4745 となります。

次に、各大学の受験者数 2680,1725,8202680,1725,820 を足したとき、図の各部分を何回数えるかを考えます。 青い部分は一つの円にしか入らないので1回、橙色の部分は二つの円に入るので2回、中央の紫の部分は三つの円に入るので3回数えられます。 したがって、合計は x+2y+3×120x+2y+3\times120 です。

この二つの式を比べれば、yy が求められます。 「2つ以上」は、橙色の部分だけでなく、中央の120人も含むことに注意しましょう。

解答

ベン図で、1大学だけを受験した三つの部分の人数の合計を xx、2大学だけを受験した三つの部分の人数の合計を yy とする。

三つの円の内側全体の人数は 5050305=47455050-305=4745 なので、

x+y+120=4745.(1)x+y+120=4745.\tag{1}

一方、各大学の受験者数を足すと、2大学だけを受験した人は2回、3大学すべてを受験した人は3回数えられるから、

x+2y+3×120=2680+1725+820=5225.(2)\begin{aligned} x+2y+3\times120 &=2680+1725+820\\ &=5225.\tag{2} \end{aligned}

(2)(1)(2)-(1) より、

y+240=480,y=240.y+240=480,\qquad y=240.

したがって、2つ以上の大学を受験した人数は、図の2大学だけの部分と中央の部分を合わせて

y+120=240+120=360 人.y+120=240+120=\boxed{360}\text{ 人}.

また、いずれか1大学のみを受験した人数は

x=4745360=4385 人.x=4745-360=\boxed{4385}\text{ 人}.
補足図の各部分を足して確認する

ベン図の互いに重ならない部分をすべて足すと、

4385+240+120+305=50504385+240+120+305=5050

で全体に一致します。 また、各円に入る人数を合計すると、

4385+2×240+3×120=52254385+2\times240+3\times120=5225

となり、2680+1725+8202680+1725+820 に一致します。

ヤユヨは 360360、ラリルレは 43854385

問題データ

関連分野
なし
難易度の目安
B(標準)
目標時間
10

講評

ベン図で集合の重なりを整理し、人数を求める問題です。 計算自体は短いものの、各部分が何回数えられるかを考える必要があるため、難易度はB、目標時間は10分です。

各大学の受験者数の合計と、実際の受験者数との差480人を、そのまま「2つ以上受験した人数」としないように注意してください。 図の2大学だけの部分は1回、中央の3大学すべての部分は2回余分に数えられています。

各部分の人数をすべて個別に求める必要はありません。 今回のように受験した大学の数を問われているときは、同じ数の円に入っている部分をまとめて考えましょう。 ベン図に条件を書き込み、求める範囲を確かめてから式を立てると、重複や数え漏れを防げます。

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