(1)
t=2x とおくと t>0 で、x が実数全体を動くとき、t は正の実数全体を動く。
f(x)=t3−215t2+463t−857
この右辺を g(t) とおくと、
g′(t)=3t2−15t+463=3(t−23)(t−27).
f′(x)=g′(t)⋅2xlog2 であり、2xlog2>0 だから、f′(x) と g′(t) の符号は一致する。
また、t=2x は x の増加関数なので、t についての増減表をそのまま x の増減と読みかえられる。
tg′(t)g(t)(0)⋯+↗2303⋯−↘270−1⋯+↗
ここで、
g(23)g(27)=827−135+189−57=3,=8343−735+441−57=−1.
よって、x=log223 のとき極大値 M=3、x=log227 のとき極小値 m=−1 をとる。
(2)
g(t)=3 と g(t)=−1 の解を求める。
展開すると確かめられるように、
g(t)−3g(t)+1=(t−23)2(t−29),=(t−27)2(t−21).
t>0 の範囲で、次が成り立つ。
- g(t)=3⟺t=23, 29、また g(t)>3⟺t>29
- g(t)=−1⟺t=21, 27、また g(t)<−1⟺0<t<21
y=g(t) のグラフ
α=2a、β=2b とおくと、a≦x≦b は α≦t≦β に対応する。
g(t) の α≦t≦β における最大値が 3、最小値が −1 となる条件は、次の2つである。
- 区間内で常に −1≦g(t)≦3 である。これは 21≦α かつ β≦29 と同じ。
- 区間が 23, 29 の少なくとも一方と、21, 27 の少なくとも一方を含む。
また、b−a=log2β−log2α=log2αβ だから、αβ が最小となる場合を求めればよい。
21 と 27 のどちらを含むかで場合を分ける。
21 を含む場合
α=21 であり、区間は 23 か 29 を含むから β≧23。
よって αβ≧3。
21 を含まず、27 を含む場合
21<α≦27≦β≦29 である。
- 29 を含むとき、β=29 だから αβ≧7/29/2=79。等号は α=27 のとき。
- 29 を含まず 23 を含むとき、α≦23、β≧27 だから αβ≧37。
79<37<3 だから、αβ が最小となるのは α=27、β=29 のときに限る。
このとき g(t) は 27≦t≦29 で増加し、最小値 −1、最大値 3 をとるので、条件を満たす。
したがって、求める組は
(a,b)=(log227, log229)=(log27−1, 2log23−1).
補足tの区間の長さで比べると誤る
t の区間 21≦t≦23 と 27≦t≦29 は、どちらも長さが 1 です。
しかし x の区間の長さは、それぞれ log23≒1.58 と log279≒0.36 で、大きく違います。
t が大きいところほど、t の同じ幅に対応する x の幅は小さくなります。
補足解の値を見直す
g(t)=3 と g(t)=−1 の解 21, 23, 27, 29 と、変曲点の t=25 は、間隔 1 で並んでいます。
四等分の法則と一致するので、因数分解の結果を確かめられます。
また、21+27+27=215 のように、3つの解の和が t2 の係数から決まる値と一致することでも確認できます。
問題データ