オンライン大学受験予備校ゴウカライズのロゴ
オンライン大学受験予備校ゴウカライズ
LINEで相談!

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第3問

公開

3

条件

{an+2an+an+12=5an+1an(n=1,2,3,),a1=1,a2=3\begin{cases} a_{n+2}a_n+a_{n+1}^2=5a_{n+1}a_n\quad(n=1,2,3,\ldots),\\ a_1=1,\quad a_2=3 \end{cases}

で定められる数列 {an}\{a_n\} について以下の問いに答えよ。

(1)bn=an+1an (n1)b_n=\dfrac{a_{n+1}}{a_n}\ (n\geqq1) とおくと,bn+1+bn=b_{n+1}+b_n=\boxed{\text{ミ}} である。このことから数列 {bn}\{b_n\} の一般項は,

bn=+(メモ)n1b_n=\frac{\boxed{\text{ム}}+\left(\boxed{\text{メモ}}\right)^{n-1}}{\boxed{\text{ヤ}}}

となる。したがって,bn+1bn=b_{n+1}b_n=\boxed{\text{ユ}} である。

(2)n2n\geqq2 のとき an=a1a2a1a3a2anan1a_n=a_1\cdot\dfrac{a_2}{a_1}\cdot\dfrac{a_3}{a_2}\cdots\dfrac{a_n}{a_{n-1}} であることに注意すると,(1)の結果から

a2k+1=k,a2k=k(k1)a_{2k+1}=\boxed{\text{ヨ}}^{\,k},\qquad a_{2k}=\frac{\boxed{\text{ラ}}}{\boxed{\text{リ}}}\boxed{\text{ル}}^{\,k} \quad(k\geqq1)

である。

(3){an}\{a_n\} の初項から第 nn 項までの和を SnS_n とおくとき,

S2k+1=k,S2k=(k)(k1)\begin{aligned} S_{2k+1}&=\frac{\boxed{\text{レ}}\cdot\boxed{\text{ロ}}^{\,k}-\boxed{\text{ワ}}}{\boxed{\text{ン}}},\\ S_{2k}&=\frac{\boxed{\text{あ}}\left(\boxed{\text{い}}^{\,k}-\boxed{\text{う}}\right)}{\boxed{\text{え}}} \quad(k\geqq1) \end{aligned}

である。

重要知識と着眼点

(1)隣り合う項の比で式を簡単にする

問題文の置き換え bn=an+1/anb_n=a_{n+1}/a_n を作るには、もとの漸化式を an+1ana_{n+1}a_n で割ります。 すると、an+2/an+1a_{n+2}/a_{n+1}an+1/ana_{n+1}/a_n が現れ、bn+1+bn=5b_{n+1}+b_n=5 になります。 初項は b1=a2/a1=3b_1=a_2/a_1=3 です。

an+1=pan+qa_{n+1}=pa_n+q 型の漸化式の解き方

  1. α=pα+q\alpha=p\alpha+q を解く。
  2. an+1α=p(anα)a_{n+1}-\alpha=p(a_n-\alpha) に変形
  3. {anα}\{a_n-\alpha\} を等比数列としてみて解く

bn+1=bn+5b_{n+1}=-b_n+5 なので、α=α+5\alpha=-\alpha+5 を満たす α=52\alpha=\dfrac52 を引きます。 bn52b_n-\dfrac52 を公比 1-1 の等比数列として見れば、一般項を求められます。

一方、b1=3b_1=3 から順に計算してみると、b2=2, b3=3, b4=2,b_2=2,\ b_3=3,\ b_4=2,\ldots です。 3と2が交互に現れることが分かれば、隣り合う項の積は常に6だと見通せます。

(2)二つずつまとめる

問題文の積は、bnb_n を使うと an=a1b1b2bn1a_n=a_1b_1b_2\cdots b_{n-1} と書けます。 隣り合う二つの bb の積が6なので、二つずつ組にすると計算が簡単になります。

bnb_n は「ana_n から an+1a_{n+1} に進むときに掛ける数」です。 3倍、2倍が交互に続くので、二つ先の項へ進むと必ず6倍になります。 これが、奇数番目と偶数番目に分ける理由です。

nn ana_n
1 1
2 3
3 6
4 18
5 36
6 108

等比数列の一般項と和

初項 aa、公比 r0r\ne0 の等比数列について、 an=arn1a_n=ar^{n-1}

  1. r1r\ne1Sn=a+ar++arn1=a(1rn)1rS_n=a+ar+\cdots+ar^{n-1}=\dfrac{a(1-r^n)}{1-r}
  2. r=1r=1Sn=naS_n=na

a1=1a_1=1 から a2k+1a_{2k+1} までは、二つ進む操作が kk 回です。 一方、a2=3a_2=3 から a2ka_{2k} までは k1k-1 回です。 同じ公比6でも、指数が一つずれることに注意しましょう。

(3)奇数番目と偶数番目を組にして足す

S2kS_{2k} は、(a1+a2),(a3+a4),,(a2k1+a2k)(a_1+a_2),(a_3+a_4),\ldots,(a_{2k-1}+a_{2k})kk 組に分けられます。 各組の和は 4,24,144,4,24,144,\ldots と6倍ずつ増えるので、等比数列の和の公式を使います。 S2k+1S_{2k+1} は、求めた S2kS_{2k} に最後の a2k+1a_{2k+1} を足すだけです。

解答

(1)

漸化式を an+1ana_{n+1}a_n で割ると、

an+2an+1+an+1an=5.\frac{a_{n+2}}{a_{n+1}}+\frac{a_{n+1}}{a_n}=5.

よって、bn+1+bn=5\boxed{b_{n+1}+b_n=5}。 また、b1=3b_1=3 であり、

bn+152=(bn52).b_{n+1}-\frac52=-\left(b_n-\frac52\right).

したがって、

bn52=(352)(1)n1=12(1)n1.b_n-\frac52=\left(3-\frac52\right)(-1)^{n-1} =\frac12(-1)^{n-1}.

よって、

bn=5+(1)n12.\boxed{b_n=\frac{5+(-1)^{n-1}}2}.

nn が奇数なら bn=3b_n=3、偶数なら bn=2b_n=2 なので、bn+1bn=6\boxed{b_{n+1}b_n=6}。 ミ・ムは 55、メモは 1-1、ヤは 22、ユは 66

補足項で割ってよいことの確認

初めの二項は正で、比 a2/a1a_2/a_1 は3です。 隣り合う二項が正で、その比が3または2なら、もとの漸化式から

an+2=an+1(5an+1an)a_{n+2}=a_{n+1}\left(5-\frac{a_{n+1}}{a_n}\right)

となります。 括弧の中はそれぞれ2または3なので、次の項も正であり、次の比も2または3です。 これを繰り返すと、すべての項が正だと分かります。 したがって、上の割り算は可能です。

(2)

(1)より、

an+2=bn+1bnan=6an.a_{n+2}=b_{n+1}b_na_n=6a_n.

奇数番目の項は、初項 a1=1a_1=1、公比6の等比数列をなすので、

a2k+1=6k.\boxed{a_{2k+1}=6^k}.

偶数番目の項も、初項 a2=3a_2=3、公比6の等比数列をなすので、

a2k=36k1=126k.a_{2k}=3\cdot6^{k-1}=\boxed{\frac12\cdot6^k}.

ヨ・ルは 66、ラは 11、リは 22

(3)

(2)より、j1j\geqq1 に対して

a2j1+a2j=6j1+36j1=46j1.a_{2j-1}+a_{2j}=6^{j-1}+3\cdot6^{j-1}=4\cdot6^{j-1}.

したがって、

S2k=j=1k(a2j1+a2j)=4j=1k6j1=4(6k1)5.\begin{aligned} S_{2k} &=\sum_{j=1}^k(a_{2j-1}+a_{2j})\\ &=4\sum_{j=1}^k6^{j-1} =\boxed{\frac{4(6^k-1)}5}. \end{aligned}

また、

S2k+1=S2k+a2k+1=4(6k1)5+6k=96k45.\begin{aligned} S_{2k+1}&=S_{2k}+a_{2k+1}\\ &=\frac{4(6^k-1)}5+6^k\\ &=\boxed{\frac{9\cdot6^k-4}5}. \end{aligned}

レは 99、ロ・いは 66、ワ・あは 44、ン・えは 55、うは 11

補足初めの数項と和で検算する

もとの漸化式に n=1n=1 を代入すると a3+9=15a_3+9=15 より a3=6a_3=6n=2n=2 では 3a4+36=903a_4+36=90 より a4=18a_4=18 です。 したがって、S2=4, S3=10, S4=28S_2=4,\ S_3=10,\ S_4=28。 求めた和の式に代入して、これらと一致することを確認します。 偶数番目の一般項や和で指数を一つずらしてしまう誤りを見つけやすくなります。

問題データ

主分野
数列
関連分野
なし
難易度の目安
B(標準)
目標時間
15

講評

積を含む漸化式を、隣り合う項の比で簡単にする問題です。 難易度はB、目標時間は15分程度とします。 bnb_n の置き換えが問題文に与えられているので、まずはその比が現れるように割ることが出発点です。

(1)では、漸化式の標準的な変形に加え、初めの数項を書いてみることも有効です。 bnb_n が3と2を交互にとると分かれば、積 bn+1bnb_{n+1}b_n の計算に長い式は必要ありません。

(2)と(3)は、奇数番目・偶数番目の項数を正確に捉えられるかがポイントです。 特に a2k=36k1a_{2k}=3\cdot6^{k-1} を空欄に合わせて 126k\dfrac12\cdot6^k と書き換えるところで、係数を落とさないようにしましょう。 和は二つの項を組にすれば短く求められます。 最後に小さい kk で確認する時間を残し、誘導に沿って完答したい問題です。

志望校対策はオンラインで始められる。無料受験相談。今すぐLINEで相談!

同じ試験の問題

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第1問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第2問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第4問

同じ大学の問題

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第4問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第3問

【解答・解説】2026年 麻布大学 第Ⅰ期D日程 数学 第1問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第1問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第2問

【解答・解説】2026年 麻布大学 第Ⅰ期D日程 数学 第4問

同じ分野の問題

【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第3問

【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第1問

問題を探す

または