慶應義塾大学の数学過去問
表示中9問
以下の問いに答えなさい。
(i) Aさんはバスケットボールのシュート練習を4日間行い,練習回数は1日目が100回,2日目が110回,3日目が90回,4日目が100回であった。このとき,1日目から3日目までの3日間の練習回数の分散は (4)(1)(2)(3) である。また,1日目から4日目までの4日間の練習回数の分散は (5)(6) である。
(ii) 座標平面上の点 (x,y) が連立不等式
の表す領域を動くとき,x+y の最大値は (7)(8) である。
(iii) 数列 {an} の一般項 an が
を満たすとき,
であり,
である。
(iv) 空欄 (22) 〜 (24) に当てはまる最も適切な文を下の選択肢から選び,その番号を解答用紙A(マークシート)の解答欄 (22) 〜 (24) にマークしなさい。
- 必要条件であるが十分条件でない
- 十分条件であるが必要条件でない
- 必要十分条件である
- 必要条件でも十分条件でもない
実数 x に関する3つの条件 p, q, r を次のように定める。
このとき,以下が成り立つ。
- r は q であるための (22)。
- p は「q かつ r」であるための (23)。
- p は「q または r」であるための (24)。
(v) 0≦θ<2π のとき,cos3θ−6cos2θ+5=0 を満たす cosθ の値をすべて求めなさい。(答えのみを解答用紙Bの解答欄の所定の枠内に記入しなさい。)
(問題冊子2ページ「解答するにあたっての注意」より抜粋)
分数形で解答する場合,それ以上約分できない形で解答しなさい。根号を含む形で解答する場合,根号の中に現れる自然数が最小となる形で解答しなさい。それ以外でも,できるだけ簡単な形で解答しなさい。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 商学部(A方式) 数学 第1問
点 O を原点とする座標空間に,3点
をとる。さらに,s と t を実数として,OP=sOB,OQ=tOC となる点 P と点 Q を定める。
(i) OB と OC のなす角を θ とすると,cosθ=(26)(25) である。
(ii) 3点 O, B, C が定める平面上の点 (x, y, z) は
を満たす。
(iii) ∣AP∣ を s で表すと,∣AP∣=s2−(31)s+(32) である。
(iv) ∣AP∣=∣AQ∣ となるのは,
が成り立つときである。
(v) ∣PQ∣ を s と t で表すと,
である。
(vi) ∣AP∣=∣AQ∣=∣PQ∣ となる実数の組 (s, t) をすべて求めなさい。(答えのみを解答用紙Bの解答欄の所定の枠内に記入しなさい。)
(問題冊子2ページ「解答するにあたっての注意」より抜粋)
分数形で解答する場合,それ以上約分できない形で解答しなさい。根号を含む形で解答する場合,根号の中に現れる自然数が最小となる形で解答しなさい。それ以外でも,できるだけ簡単な形で解答しなさい。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 商学部(A方式) 数学 第2問
f(x)=x3−6x2+8x+16 とし,曲線 C: y=f(x) と2つの直線 l: y=g(x),m: y=h(x) を考える。直線 l は点 (4, 16) における曲線 C の接線である。また,直線 l と直線 m は平行であり,直線 m は原点を通る。
(i) g(x)=(43)x−(44)(45) である。
(ii) 曲線 C と直線 m の交点の x 座標を小さい順に x1, x2, x3 とすると
である。また,f(x2)=(53)(54) である。
(iii) ∫24{f(x)−g(x)}dx=(55)(56) である。
(iv) y=∣g(x)∣ のグラフと曲線 C の共有点は2つあり,それらの座標は (4,16) と (ア) である。また,∫04{f(x)−∣g(x)∣}dx=(イ) である。
(v) ∫02{f(x)−h(x)}dx=(ウ) である。
(問題冊子2ページ「解答するにあたっての注意」より抜粋)
問題I(v),II(vi),およびIII(iv)(v)の解答は解答用紙Bの所定の位置に記入し,それ以外の問題の解答は解答用紙A(マークシート)にマークしなさい。
分数形で解答する場合,それ以上約分できない形で解答しなさい。根号を含む形で解答する場合,根号の中に現れる自然数が最小となる形で解答しなさい。それ以外でも,できるだけ簡単な形で解答しなさい。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 商学部(A方式) 数学 第3問
1から8までの整数を1つずつ書いた8枚のカードがあり,そのうち奇数が書かれたカード4枚が箱Xに,偶数が書かれたカード4枚が箱Yに入っている。A,B,C,Dの4人が次のようにカードを引く。
- まず,A,Bがこの順に箱Xからカードを1枚ずつ引く。
- 次に,C,Dがこの順に箱Yからカードを1枚ずつ引く。
ただし,引いたカードはX,Yいずれの箱にも戻さないものとする。A,B,C,Dが引いたカードに書かれた数をそれぞれ a, b, c, d とする。
(i) a−b=2 である確率は (58)(57) であり,∣a−b∣=2 である確率は (60)(59) である。
(ii) ∣a−c∣=1 である確率は (62)(63)(61) であり,c−a=d−b=1 である確率は (65)(66)(64) である。
(iii) ∣a−c∣ の期待値は (69)(67)(68) である。
(iv) ∣a−c∣=1 である事象を S とし,∣b−d∣=1 である事象を T とする。S が起こったときの T が起こる条件付き確率は (72)(73)(70)(71) である。
(問題冊子2ページ「解答するにあたっての注意」より抜粋)
分数形で解答する場合,それ以上約分できない形で解答しなさい。根号を含む形で解答する場合,根号の中に現れる自然数が最小となる形で解答しなさい。それ以外でも,できるだけ簡単な形で解答しなさい。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 商学部(A方式) 数学 第4問
座標平面上において,原点 O を中心とする半径 1 の円を C とし,点 A(3, 0) を通り傾きが t の直線を l とする。
(1)円 C と直線 l がただ1つの共有点をもつとき,その点の x 座標は ア である。
(2)円 C と直線 l が異なる2点で交わるような t の値の範囲は イ<t<ウ である。
以下,t が イ<t<ウ を満たすように動くとする。このとき,円 C と直線 l の2つの交点を結ぶ線分の中点を M とする。
(3)線分 OM の長さを t の式で表すと,エ である。
(4)点 M の軌跡の方程式は オ=0 である。ただし,x の範囲は 0≦x<ア である。
(5)円 C と直線 l の2つの交点と原点 O を頂点とする三角形を,直線 l のまわりに1回転してできる立体の体積を V とする。V が最大となる t の値は カ である。
(注意)空欄については,分数は既約分数にするなど最もふさわしいもの(数,式など)を記入する。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 理工学部 数学 第1問
空間内に点 P と平面 α をとる。点 P と平面 α 上の3点 O,A,B に対して,
が成り立つとする。線分 AB 上の点 Q を,OQ と OB が垂直であるようにとる。
(1)cos∠POB=キ である。
(2)t=ABAQ とおく。このとき,t の値およびそれを求める過程を解答欄(2)に記述しなさい。
(3)OQ=ク である。
(4)点 P を通り平面 α に垂直な直線と α の交点を H とする。このとき,実数 k と l を用いて OH=kOQ+lOB と表すと,l=ケ となる。
(5)点 P が平面 α 上にあるのは,OP⋅OA の値が コ または サ のときである。
(注意)空欄については,分数は既約分数にするなど最もふさわしいもの(数,式など)を記入する。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 理工学部 数学 第2問
表の出る確率が 21 の硬貨が1枚ある。n を正の整数とする。
(1)硬貨を n 回投げ,表が出た回数を a とする。さらに続けて硬貨を n 回投げたうちで,表が出た回数を b とする。このとき,a と b の積が 0 である確率を n の式で表すと シ である。「a と b の和が n である」という事象の起こる場合の数を Mn とおく。n=5 のとき,M5=ス である。また,
である。ただし,logx は x の自然対数とする。
(2)硬貨を n 回投げ,表が出た回数を c とする。さらに続けて硬貨を c+1 回投げたうちで,表が出た回数を d とする。このとき,「c=0 である」という事象を C とし,「d=0 である」という事象を D とする。n=4 のとき,事象 D の起こる確率は ソ である。また,一般の n に対して,事象 D が起こったときに事象 C の起こる条件付き確率は タ である。
(注意)空欄については,分数は既約分数にするなど最もふさわしいもの(数,式など)を記入する。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 理工学部 数学 第3問
複素数平面上の異なる3点 A(α),B(β),C(γ) に対して,等式
が成り立つとする。ただし,i は虚数単位であり,p は正の数である。
(1)線分 AC の中点を M とする。M を表す複素数を解答欄(1)に印刷されている文の下線部に記入しなさい。さらに,M を表す複素数を用いて,線分 AC と直線 BM が垂直に交わることの証明を記述しなさい。
以下,複素数 zn (n=1, 2, 3, ⋯⋯) は,z1=β,z2=γ であり,等式
を満たすとする。このとき,3点 α,zn,zn+1 を頂点とする三角形の面積を Sn とする。
(2)∣α−γ∣=p のとき,S1 と S2 をそれぞれ p の式で表すと,S1=チ,S2=ツ となる。
さらに,p=3,∣α−γ∣=3 とする。
(3)S1Sn を n のみを用いた式で表すと,S1Sn=テ となる。
(4)α と β が,α<β を満たす実数である場合を考える。また,N を zN+1 が実数となるような最小の正の整数とする。このとき,z1,z2,⋯⋯,zN,zN+1 を頂点とする多角形の面積は ト である。
(注意)空欄については,分数は既約分数にするなど最もふさわしいもの(数,式など)を記入する。
【解答・解説】2026年 慶應義塾大学 理工学部 数学 第4問
(1)i を虚数単位とし,実数 θ に対して f(θ)=cosθ+isinθ とおく。実数 a に対して,f(θ1)={f(a)}3 を満たす θ1 の1つを a を用いて表すと θ1=ナ であり,
を満たす θ2 の1つを a を用いて表すと θ2=ニ である。
(2)θ の関数 cos4θ を適切な有理数 b,c,d を用いて b+ccos2θ+dcos4θ の形で表すと,cos4θ=ヌ となる。
(3)座標平面上で不等式 0≦y≦x の表す領域において方程式 (x2+y2)3=(x2−y2)2 が定める曲線を C とする。座標平面において,原点を極,x 軸の正の部分を始線とする極座標 (r, θ) を考えると,C の極方程式は ネ となる。ただし,θ の動く範囲は ノ である。また,曲線 C と x 軸で囲まれた部分の面積は ハ である。
(注意)空欄については,分数は既約分数にするなど最もふさわしいもの(数,式など)を記入する。

