(1)
ド・モアブルの定理より、
{f(a)}3=(cosa+isina)3=cos3a+isin3a=f(3a).
よって、θ1=3a は条件を満たす。
また、f(−θ)=cosθ−isinθ だから、
2f(θ2)+f(−θ2)=cosθ2.
一方、cos2a−sin2a=cos2a である。
よって、θ2=2a は条件を満たす。
(2)
半角の公式を2回使う。
cos4θ=(21+cos2θ)2=41+2cos2θ+cos22θ=41(1+2cos2θ+21+cos4θ)=83+21cos2θ+81cos4θ.
別解
(1)より cosθ=2f(θ)+f(−θ) である。
f(θ)f(−θ)=1 と、f(θ)k=f(kθ) を使って二項定理で展開すると、
cos4θ=161{f(θ)+f(−θ)}4=161{f(4θ)+4f(2θ)+6+4f(−2θ)+f(−4θ)}=161(2cos4θ+8cos2θ+6)=83+21cos2θ+81cos4θ.
補足特別な角を代入して確かめる
θ=0 のとき、左辺は 1、右辺は 83+21+81=1 です。
θ=2π のとき、左辺は 0、右辺は 83−21+81=0 です。
どちらも一致します。
(3)極方程式
x=rcosθ, y=rsinθ(r≧0)とすると、
x2+y2x2−y2=r2,=r2(cos2θ−sin2θ)=r2cos2θ.
よって、方程式は
r6=r4cos22θ⟺r=0 または r2=cos22θ.
原点以外の点では r>0 で、領域 0≦y≦x は 0≦θ≦4π に当たる。
この範囲では cos2θ≧0 だから、r2=cos22θ⟺r=cos2θ である。
また、原点は方程式を満たして領域内にあり、r=cos2θ で θ=4π とした点に当たる。
したがって、C の極方程式は
r=cos2θ(0≦θ≦4π).
(3)面積
C 上の点は、θ を媒介変数として
x=cos2θcosθ,y=cos2θsinθ
(0≦θ≦4π)と表せる。
曲線 C: r=cos2θ と x 軸で囲まれた部分
dθdx=−2sin2θcosθ−cos2θsinθ.
0<θ<4π では sin2θ, cosθ, cos2θ, sinθ はすべて正だから、dθdx<0 である。
よって、θ が 0 から 4π まで増えると、x は 1 から 0 まで減少する。
また、この範囲で y≧0 である。
したがって、C と x 軸で囲まれた部分は、0≦x≦1 で C と x 軸の間にある部分であり、その面積 S は
S=∫01ydx=∫π/40ydθdxdθ=∫0π/4cos2θsinθ×(2sin2θcosθ+cos2θsinθ)dθ=∫0π/4(sin22θcos2θ+cos22θsin2θ)dθ.
ここで 2sinθcosθ=sin2θ を使った。
それぞれの積分を計算する。
∫0π/4sin22θcos2θdθ=[6sin32θ]0π/4=61.
sin2θ=21−cos2θ より、
∫0π/4cos22θsin2θdθ=21∫0π/4cos22θdθ−21∫0π/4cos32θdθ.
∫0π/4cos22θdθ∫0π/4cos32θdθ=∫0π/421+cos4θdθ=8π,=∫0π/4(1−sin22θ)cos2θdθ=[2sin2θ−6sin32θ]0π/4=31.
以上より、
S=61+21⋅8π−21⋅31=16π.
補足極方程式の面積公式で確かめる
教科書では発展的な内容ですが、0<θ2−θ1≦2π で、g(θ) がこの区間で連続かつ非負とします。
このとき、極方程式 r=g(θ) と2本の半直線 θ=θ1, θ=θ2 で囲まれた部分の面積は 21∫θ1θ2r2dθ で求められます。
中心角 dθ の細い扇形の面積 21r2dθ を足し合わせる、という考え方です。
今回は
21∫0π/4cos22θdθ=21⋅8π=16π
となり、解答の結果と一致します。
問題データ