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【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第2問

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2

xyxy 平面内に原点を中心とする半径 11 の円 CC がある。CC 上の任意の点 (x, y)(x,\ y) に対して t=x+yt=x+y とおくとき,次の問いに答えよ。

(1)xyxytt の式で表すと xy=t2xy=\dfrac{t^2-\boxed{\text{ツ}}}{\boxed{\text{テ}}} であり,tt が取りうる値の範囲は t-\sqrt{\boxed{\text{ト}}}\leqq t\leqq\sqrt{\boxed{\text{ナ}}} である。

(2)z=x+xy+yz=x+xy+y は,x=ニヌ, y=x=\boxed{\text{ニヌ}},\ y=\boxed{\text{ネ}} または x=, y=ハヒx=\boxed{\text{ノ}},\ y=\boxed{\text{ハヒ}} のとき最小値 フヘ\boxed{\text{フヘ}} をとり,x=y=x=y=\dfrac{\sqrt{\boxed{\text{ホ}}}}{\boxed{\text{マ}}} のとき最大値 +\dfrac{\boxed{\text{ミ}}+\boxed{\text{ム}}\sqrt{\boxed{\text{メ}}}}{\boxed{\text{モ}}} をとる。

重要知識と着眼点

(1)円の条件から積を和の式で表す

対称式の扱い方

  1. x,yx,y の対称式は、x+yx+yxyxy のみで表せる。

  2. x,y,zx,y,z の対称式は、x+y+zx+y+zxy+yz+zxxy+yz+zxxyzxyz のみで表せる。

CC 上の点なので、x2+y2=1x^2+y^2=1 です。 t=x+yt=x+y の両辺を2乗すると、t2=1+2xyt^2=1+2xy となり、xyxytt だけで表せます。

tt の範囲は、直線 x+y=tx+y=t と円が交わる条件から求められます。 直線を y=txy=t-x として円の式に代入すると、xx の2次方程式になります。 実数解をもつ条件を調べれば、実際に円上の点が存在する tt の範囲が分かります。

(2)範囲のある2次関数の最大・最小を求める

2次関数の軸・頂点の求め方(平方完成)

y=ax2+bx+cy=ax^2+bx+c を平方完成して y=a(xp)2+qy=a(x-p)^2+q の形にする。

軸は x=px=p、頂点は (p,q)(p,q)

x+y=tx+y=t と(1)を使えば、zztt の2次式になります。 平方完成して軸を求めます。 下に凸の放物線なので、頂点に対応する tt が(1)の範囲内にあれば、そこで最小値をとります。 最大値は両端での値を比較して求めます。

この問題では、最大値・最小値だけでなく、そのときの x,yx,y も必要です。 tt が決まったら、x+yx+yxyxy の値に戻って x,yx,y を求めましょう。

解答

(1)

x2+y2=1x^2+y^2=1 より、

t2=(x+y)2=x2+y2+2xy=1+2xy.t^2=(x+y)^2=x^2+y^2+2xy=1+2xy.

したがって、xy=t212\boxed{xy=\dfrac{t^2-1}{2}}

また、y=txy=t-xx2+y2=1x^2+y^2=1 に代入すると、

2x22tx+t21=0.2x^2-2tx+t^2-1=0.

この方程式が実数解をもつ条件は、判別式を DD として

D=(2t)28(t21)=84t20.D=(-2t)^2-8(t^2-1)=8-4t^2\geqq0.

この条件のもとで実数解 xx を取り、y=txy=t-x とすれば円上の点になるので、求める範囲は

2t2.\boxed{-\sqrt2\leqq t\leqq\sqrt2}.

よって、ツは 11、テ・ト・ナは 22 である。

(2)

(1)より、

z=t+t212=12(t+1)21(2t2).\begin{aligned} z&=t+\frac{t^2-1}{2}\\ &=\frac12(t+1)^2-1 \qquad(-\sqrt2\leqq t\leqq\sqrt2). \end{aligned}

t=1t=-1 はこの範囲内にあるので、最小値は 1\boxed{-1}。 このとき x+y=1, xy=0x+y=-1,\ xy=0 より、

(x,y)=(1,0), (0,1).\boxed{(x,y)=(-1,0),\ (0,-1)}.

一方、最大値は区間の両端で比較する。

t=2 のとき z=122,t=2 のとき z=12+2.\begin{aligned} t=-\sqrt2&\text{ のとき }z=\frac12-\sqrt2,\\ t=\sqrt2&\text{ のとき }z=\frac12+\sqrt2. \end{aligned}

よって、t=2t=\sqrt2 のとき最大値 1+222\boxed{\dfrac{1+2\sqrt2}{2}} をとる。 このとき、

(xy)2=2(x2+y2)(x+y)2=0(x-y)^2=2(x^2+y^2)-(x+y)^2=0

より x=yx=y であり、x+y=2x+y=\sqrt2 と合わせて

x=y=22.\boxed{x=y=\frac{\sqrt2}{2}}.

空欄は次のとおり。

空欄 解答
ニヌ・ハヒ・フヘ 1-1
ネ・ノ 00
ホ・マ・ム・メ・モ 22
11
補足もとの条件と式で検算する

最小値をとる (1,0),(0,1)(-1,0),(0,-1) は、どちらも x2+y2=1x^2+y^2=1 を満たし、x+xy+y=1x+xy+y=-1 となります。 最大値をとる (22,22)\left(\dfrac{\sqrt2}{2},\dfrac{\sqrt2}{2}\right) では、xy=12xy=\dfrac12x+y=2x+y=\sqrt2 です。 円の条件と zz の値をそれぞれ確認できます。

問題データ

難易度の目安
B(標準)
目標時間
10

講評

円上の2変数の式を、和 t=x+yt=x+y を使って2次関数に直す問題です。 難易度はB、目標時間は10分とします。 置換が問題文で指定されており、(1)の結果をそのまま(2)に使えます。 ここは完答を目指したいところです。

大切なのは、置換後の変数 tt の範囲を求め、最後まで守ることです。 また、最小値をとる tt が一つでも、それに対応する円上の点は二つあります。 tt の計算だけで終えず、x,yx,y へ戻るところまでを一連の手順として練習しましょう。

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