重要知識と着眼点
(1)円の条件から積を和の式で表す
対称式の扱い方
の対称式は、 と のみで表せる。
の対称式は、 と と のみで表せる。
円 上の点なので、 です。 の両辺を2乗すると、 となり、 も だけで表せます。
の範囲は、直線 と円が交わる条件から求められます。 直線を として円の式に代入すると、 の2次方程式になります。 実数解をもつ条件を調べれば、実際に円上の点が存在する の範囲が分かります。
(2)範囲のある2次関数の最大・最小を求める
2次関数の軸・頂点の求め方(平方完成)
を平方完成して の形にする。
軸は 、頂点は 。
と(1)を使えば、 は の2次式になります。 平方完成して軸を求めます。 下に凸の放物線なので、頂点に対応する が(1)の範囲内にあれば、そこで最小値をとります。 最大値は両端での値を比較して求めます。
この問題では、最大値・最小値だけでなく、そのときの も必要です。 が決まったら、 と の値に戻って を求めましょう。
解答
(1)
より、
したがって、。
また、 を に代入すると、
この方程式が実数解をもつ条件は、判別式を として
この条件のもとで実数解 を取り、 とすれば円上の点になるので、求める範囲は
よって、ツは 、テ・ト・ナは である。
(2)
(1)より、
はこの範囲内にあるので、最小値は 。 このとき より、
一方、最大値は区間の両端で比較する。
よって、 のとき最大値 をとる。 このとき、
より であり、 と合わせて
空欄は次のとおり。
| 空欄 | 解答 |
|---|---|
| ニヌ・ハヒ・フヘ | |
| ネ・ノ | |
| ホ・マ・ム・メ・モ | |
| ミ |
補足もとの条件と式で検算する
最小値をとる は、どちらも を満たし、 となります。 最大値をとる では、、 です。 円の条件と の値をそれぞれ確認できます。
講評
円上の2変数の式を、和 を使って2次関数に直す問題です。 難易度はB、目標時間は10分とします。 置換が問題文で指定されており、(1)の結果をそのまま(2)に使えます。 ここは完答を目指したいところです。
大切なのは、置換後の変数 の範囲を求め、最後まで守ることです。 また、最小値をとる が一つでも、それに対応する円上の点は二つあります。 の計算だけで終えず、 へ戻るところまでを一連の手順として練習しましょう。


問題データ