オンライン大学受験予備校ゴウカライズのロゴ
オンライン大学受験予備校ゴウカライズ
LINEで相談!

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期F日程 数学 第4問

公開

4

k>0k>0 とし,xyxy 平面における y=kx2+2xk+3y=kx^2+2x-k+3 のグラフを CC とする。

(1)CCkk の値によらずつねに2つの定点 A(こさ,), B(,)\mathrm{A}\left(\boxed{\text{こさ}},\boxed{\text{し}}\right),\ \mathrm{B}\left(\boxed{\text{す}},\boxed{\text{せ}}\right) を通り,直線ABと CC の囲む図形の面積は k\dfrac{\boxed{\text{そ}}}{\boxed{\text{た}}}k である。

(2)(1)のA,Bにおける CC の接線をそれぞれ l, ml,\ m とおく。 l, ml,\ m の交点は (,つてk+)\left(\boxed{\text{ち}},\boxed{\text{つて}}k+\boxed{\text{と}}\right) であり,l, m, Cl,\ m,\ C の囲む図形の面積は k\dfrac{\boxed{\text{な}}}{\boxed{\text{に}}}k である。

重要知識と着眼点

(1)kk の影響がなくなる点を探す

グラフの式を kk について整理すると、

y=k(x21)+2x+3y=k(x^2-1)+2x+3

となります。 kk が変わっても通り続ける点では、kk の係数 x21x^2-1 が0です。 これから二つの定点を求めます。

二点を結ぶ直線と放物線の面積は、「上のグラフ − 下のグラフ」を積分して求めます。 今回は次の公式でも計算できます。

放物線と直線で囲まれた面積(1/6公式)

放物線の式の x2x^2 の係数を aa、2つの交点の xx 座標を α<β\alpha<\beta とすると、 S=a6(βα)3S=\dfrac{|a|}{6}(\beta-\alpha)^3

解答では定積分を使い、別解として公式での計算も示します。 k>0k>0 なので、二つの交点の間では直線が上、放物線が下になります。

(2)接線の交点で積分区間を分ける

接線の方程式の求め方

接点を tt で置いて接線の式を立てる。 y=f(x)y=f(x)x=tx=t での接線は y=f(t)(xt)+f(t)y=f^{\prime}(t)(x-t)+f(t)

A、Bでの傾きを微分で求め、それぞれの点を通る接線の方程式を立てます。 2直線の交点は、それらを連立して求められます。

接線と放物線で囲まれた部分では、放物線が上側にあります。 下側の境界は、接線どうしの交点を境に ll から mm へ切り替わります。 したがって、積分もそこで分けます。 放物線と接線の差は平方の形になるので、展開せずに積分すると計算が簡単です。 どちらか一方の接線だけを引いて全区間を積分しないようにしましょう。

k=1の例。放物線Cと弦ABで囲む領域、およびCと接線l、mで囲む領域。接線の交点Tのx座標0で下側の境界が切り替わる。

k=1k=1 の場合の例です。 青色は(1)の領域、橙色は(2)の領域を表します。

解答

(1)

y=k(x21)+2x+3y=k(x^2-1)+2x+3 より、kk の値によらず通る点では

x21=0,y=2x+3.x^2-1=0,\qquad y=2x+3.

したがって、2つの定点は

A(1,1),B(1,5).\boxed{\mathrm{A}(-1,1),\quad\mathrm{B}(1,5)}.

直線ABの方程式は y=2x+3y=2x+31x1-1\leqq x\leqq1 において、

(2x+3)(kx2+2xk+3)=k(1x2)0(2x+3)-(kx^2+2x-k+3)=k(1-x^2)\geqq0

であるから、求める面積 S1S_1

S1=11k(1x2)dx=k[xx33]11=43k.\begin{aligned} S_1&=\int_{-1}^{1}k(1-x^2)\,dx\\ &=k\left[x-\frac{x^3}{3}\right]_{-1}^{1} =\boxed{\frac43k}. \end{aligned}

こさは 1-1、しは 11、すは 11、せは 55、そは 44、たは 33

別解:1/6公式を使う

放物線の x2x^2 の係数は k>0k>0、交点の xx 座標は 1, 1-1,\ 1 なので、

S1=k6{1(1)}3=43k.S_1=\frac{k}{6}\{1-(-1)\}^3=\frac43k.

(2)

f(x)=kx2+2xk+3f(x)=kx^2+2x-k+3 とおくと、f(x)=2kx+2f'(x)=2kx+2。 A、Bでの傾きはそれぞれ 2k+2, 2k+2-2k+2,\ 2k+2 だから、

l: y1=(2k+2)(x+1),m: y5=(2k+2)(x1).\begin{aligned} l:\ y-1&=(-2k+2)(x+1),\\ m:\ y-5&=(2k+2)(x-1). \end{aligned}

整理すると、

l: y=(2k+2)x2k+3,m: y=(2k+2)x2k+3.\begin{aligned} l:\ y&=(-2k+2)x-2k+3,\\ m:\ y&=(2k+2)x-2k+3. \end{aligned}

k>0k>0 より、2直線の交点は (0,2k+3)\boxed{(0,-2k+3)}

また、放物線と各接線の式の差は、

f(x){(2k+2)x2k+3}=k(x+1)2,f(x){(2k+2)x2k+3}=k(x1)2.\begin{aligned} f(x)-\{(-2k+2)x-2k+3\}\\ &=k(x+1)^2,\\[4pt] f(x)-\{(2k+2)x-2k+3\}\\ &=k(x-1)^2. \end{aligned}

1x0-1\leqq x\leqq0 では ll0x10\leqq x\leqq1 では mm が領域の下側の境界である。 したがって、求める面積 S2S_2

S2=10k(x+1)2dx+01k(x1)2dx=k3+k3=23k.\begin{aligned} S_2&=\int_{-1}^{0}k(x+1)^2\,dx +\int_0^1 k(x-1)^2\,dx\\ &=\frac{k}{3}+\frac{k}{3} =\boxed{\frac23k}. \end{aligned}

ちは 00、つては 2-2、とは 33、なは 22、には 33

補足三角形の面積を使った検算

接線の交点をTとすると、三角形TABは、(1)と(2)の二つの領域を合わせたものです。 直線ABは 2xy+3=02x-y+3=0 なので、T(0,32k)\mathrm{T}(0,3-2k) から直線ABまでの距離は 2k/52k/\sqrt5。 また、AB=25\mathrm{AB}=2\sqrt5 より、

TAB=12252k5=2k.\triangle\mathrm{TAB} =\frac12\cdot2\sqrt5\cdot\frac{2k}{\sqrt5}=2k.

実際、S1+S2=4k/3+2k/3=2kS_1+S_2=4k/3+2k/3=2k となり、一致します。

問題データ

関連分野
図形と方程式
難易度の目安
B(標準)
目標時間
15

講評

文字を含む放物線について、定点、接線、面積を順に求める問題です。 難易度はB、目標時間は15分です。 各計算は標準的ですが、(2)では囲まれた領域を正しく捉える必要があります。

(1)は kk でまとめて定点を見つければ、面積まで続けて求められます。 (2)は接線の式を立てた後、放物線との差が k(x+1)2, k(x1)2k(x+1)^2,\ k(x-1)^2 と整理できることが計算を短くするポイントです。 本番でも簡単な図を描き、接線の交点で境界が切り替わることを確認してから積分しましょう。

志望校対策はオンラインで始められる。無料受験相談。今すぐLINEで相談!

同じ試験の問題

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期F日程 数学 第1問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期F日程 数学 第2問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期F日程 数学 第3問

同じ大学の問題

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第4問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第3問

【解答・解説】2026年 麻布大学 第Ⅰ期D日程 数学 第1問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第1問

【解答・解説】2026年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第2問

【解答・解説】2026年 麻布大学 第Ⅰ期D日程 数学 第4問

同じ分野の問題

【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第4問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第4問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第4問

【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第3問

【解答・解説】2025年 麻布大学 獣医学科 第Ⅰ期B日程 数学 第2問

【解答・解説】2024年 麻布大学 獣医学科 第Ⅱ期 数学 第1問

問題を探す

または