重要知識と着眼点
共通の準備:赤いサイコロの目の和ごとに数える
場合の数を数える定石
基本方針は、すべて書き出して数え上げ。 多い場合は、書き出しながら数え上げの工夫ができないか考える。
赤いサイコロを区別し、それぞれの目を 、青いサイコロの目を とします。 四つの目の組 は 通りあり、どの組も同様に確からしいので、条件を満たす組の数を1296で割れば確率になります。
赤いサイコロの目の和を とおきましょう。 (1)では より 、(2)では です。 したがって、赤い目の和が3から8までの場合だけ数えれば十分です。
例えば和が5になる目は、順序を除けば と です。 それぞれ異なる目を出すサイコロの選び方が3通りあるため、合計6通りになります。 同じ色でも、三つのサイコロを区別して数えることが大切です。
(1)青い目は、赤い目の和以上
条件は 、すなわち です。 和が となる赤い目の組を一つ決めると、青い目は の 通りあります。 和が同じ赤い目の組の数に、青い目の選び方を掛けましょう。
(2)赤い目の和を決めると、青い目は一つに決まる
条件は 、すなわち です。 のそれぞれについて、青い目は の一つに決まります。 (1)のように青い目の選び方が複数あるわけではありません。
解答
赤い目の和ごとの場合の数
赤いサイコロは区別し、目の和が となる場合の数を とする。 目を小さい順に並べて書き出し、それぞれの並べ方を数えると次のようになる。
| 目の組(小さい順)と並べ方の数 | ||
|---|---|---|
| : | ||
| : | ||
| :、: | ||
| :、:、: | ||
| :、:、:、: | ||
| :、:、:、:、: |
全体は 通りであり、どの目の組も同様に確からしい。
(1)
青い目を とすると、条件は 。 のとき、青い目の選び方はそれぞれ 通りである。 よって、条件を満たす場合の数は
求める確率は
フヘは 、ホマミムは 。
(2)
条件は 。 のそれぞれについて青い目が一つに定まるので、条件を満たす場合の数は
したがって、求める確率は
メは 、モヤユは 。
補足赤いサイコロ一つの目を固定して検算する
表の数え落としが心配なときは、赤いサイコロ一つの目を先に決め、残り2個の目の和で数え直せます。 2個の和が ()となる目の組は、 の 通りです。 したがって、和が になる場合の数は、それぞれ 通りとなります。 例えば、赤3個の和が8となる場合は、最初の目が の順に残り2個の和が となるので、 通りと確かめられます。 同様に、和が3から7の場合も確認できます。
講評
赤いサイコロの目の和ごとに整理し、条件に合う青い目を数える確率の問題です。 難易度はB、目標時間は15分です。
得点を分けるのは、赤いサイコロの目を漏れなく数え、順序の違いを正しく反映できるかどうかです。 三つとも同じ目なら1通り、二つが同じなら3通り、三つとも異なれば6通りになることを、書き出した各組で確認してください。
(1)の「0以下」には0も含みます。 また、(2)は青い目が一つに決まるため、余分に6を掛けないようにしましょう。 和ごとの表を一度作れば両方の設問に使えるので、整理にかけた時間を後半で生かせる問題です。


問題データ